この所良い天気が続いています。おかげで菜園の農作業は順調で、今日は真冬採りのキャベツの苗を植えました。15日に種を蒔いた玉ねぎの芽が出ないのがちょっと不安ですがとりあえず一段落です。
皐月は鉢の乾きが遅くなりバラツキも多くなりました。いよいよ水遣りの駆け引きが始まります。夏は一律にたっぷりでよかったのですが、これからは日の当たる場所と鉢の大きさ、樹の勢いなどを考慮して水遣りを加減し、しっかりと根を張らせる作戦です。だけど水切れしては元も子もないので夏葉が落葉するまでは気が抜けません。
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八咫の鏡 やたのかがみ(系統不明)
中輪(5~7㎝未満)・濃朱紅色に白の大玉斑、ぼかし、濃朱紅色無地
濃朱紅色無地
上野の展示会で撮影 (カッコいいなー)
☆花芸は玉斑の底白だけですが玉斑の大きさが変化し、絞り芸が無くても賑やかで花ものとしても一級品でしょう。
☆霜にあたった後の紅葉が綺麗なので盆栽樹形で良く見かけます。でも上の写真のように咲くと花ものでも十分に観賞できます。やはり雑木盆栽の中では皐月は別格ですね。
☆八咫の鏡は2度目の掲載です。前回の記事は こちら
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貴公子 きこうし(不明、旧花)
中輪(5~7㎝未満)・紅紫色の変化の多い底白
紅紫色の底白 (底白模様が皆違います)
上野の展示会で撮影
☆やや細弁のキキョウ咲で紫紅色の底白は 濃淡があり控えめな感じですが華があり日本人好みのようです。。
☆ 照りのある中葉の細葉で紅葉しますが寒さには弱いようで、枝枯れやヤケが出やすく 管理は難しそうです。古い品種なのでお目にかかるのは盆栽樹形ばかりで、文人模様の樹形が多く太幹は見かけません 。
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☆今回の品種は花時期だけでなく冬でも紅葉が楽しめる品種です。皐月は半落葉のため蕾の周辺の葉が落葉せずに越冬するので、盆栽として他の雑木には無い楽しみ方ができます。このへんが皐月盆栽のフアンが多い原因なのかなー。
☆花マニアとしてはあくまでも‘花’で勝負したいのですが、完成された‘皐月盆栽’で花の魅力を十分に引き出されると脱帽するしかないですね。