7/31 紫輝（むらさき）

イヤー、いよいよ夏本番ですねー。夏休みなので朝早くから、子供たちと蝉の声が聞こえてくるので、チョット寝不足気味のこの頃です。
特にミンミン蝉の鳴き声は、デシベルも周波数もアブラゼミよりも高く、庭の柿の木で鳴かれると本当に煩く参っています。以前はアブラゼミだけだったのですが、いつの間にかミンミンゼミのほうが多くなってきました。これも温暖化の影響なんですかねー。
ツクツク法師が鳴くまで我慢、がまん、ガマンです。

紫輝むらさき（那須野×紺桔梗）
中輪・桃紫色地に濃い紫紅色の大小絞り、底白、無地

剣弁咲の中輪ですが７弁花は大輪のように大きく咲きます。地合いと絞りの色の差が少ないので遠目には単色底白に見えます。でもこの色合いと剣弁の花形と底白が、なんとなく良い感じなので気に入ってます。

☆最初の苗が無地花ばかりなので買いなおしました。念のために２本買ったのですが、どちらも咲き分けてくれました。しかし微妙に花芸が違います。来年はどうかな？。

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7/24 五月晴 (2)

今年の皐月は葉の色が濃い緑色で、徒長枝も良く伸びています。会長のアドバイスで肥料の油粕を、「一番搾り」に変えのが効いている感じです。今まで使っていたホームセンターの油粕は、絞り過ぎの本当のカスだそうです。
たしかに微量要素も多そうで、肥料としては最高ですが、値段が倍以上するので、発酵するときの匂いも倍以上です。芽出しと花後は家族やお隣さんに我慢してもらったのですが、秋は温度が高いのでどうしようかなー。
やはり住宅街なので、消毒や肥料の匂いには制約がありますよね。

五月晴（翆扇×麗光）
大輪・白地に紅紫色の大小絞り、吹っ掛け絞り、覆輪、無地

白無地と赤無地のコントラストが良いですね。紅紫色の赤はスカイレッドと呼んだほうがふさわしいと思います。

☆待望の覆輪が出て白、赤、覆輪の3点セットが揃いました。でも覆輪の近くの赤はカットだなー。来年は配置を考えて大胆に剪定するつもりです。

☆五月晴は2回目の掲載です。前回の記事はこちら

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☆上野の展示会で撮影しました。どちらも花の配置がイマイチで、右の作品は上部の絞りが多すぎるようです。この品種をスッキリ咲かせるのは意外と難しいのかな？。

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7/17 紫苑

久しぶりの雨が降っています。でも雨量は大したことがなさそうで、これでは畑の砂漠状態は解消できそうもありません。
今年の夏野菜はトマトは豊作、きゅうりやナスは、水やりをしたのでまあまあですが、これからのオクラ、サトイモ、生姜などは育ちが悪くダメです。秋野菜の種まきはどうなるのかなー。
皐月は去年より葉色が良く、順調に花芽を付け始めているのですが・・・・。




紫苑（愛の月×寿光冠）
中輪・薄い紫紅色地に濃紫紅色の大小絞り、無地

薄い紫紅と登録されていますが、結構濃い地合いです。濃紫紅の無地が、地合いの引き立て役で、満開の樹姿は良く目立ちます。

☆花芸が地味で、開花が遅いからでしょうか、展示会ではあまり見かけません。でも下の写真を見ると欲しくなりますね。



☆上野の展示会で撮影しました。最終日で花落ちしている作品が多い中で、この紫苑はバッチリでした。展示前の審査では咲き始めの蕾の有無も考慮すべきですね。
☆銘花（中小輪）の部の最優秀賞です。農林水産大臣賞は同じ最優秀賞（大輪の部）の大虹でした。作者とは鹿沼でお会いして出品の苦労話をお聞きしたので、農林水産大臣賞の受賞を願っていたのですが、今年は大輪の部の番らしいので仕方がないですね。うーん、惜しかったなー。
☆さつき研究８月号は裏側を撮って掲載しています。でも花色の配置はこちらのほうがいいですね。

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7/13 春のあけぼの

今年の新花登録は上野、栃木、鹿沼の３団体の合計で６０種でした。この中には重複しているものが含まれていますが、当然それぞれに名前があります。作出者が花を見ながら、あれこれと名前を考えているのでしょうが、結構楽しそうですね。
私も作出者のご好意により、新花に名前を付けて登録させていただきました。新花の登録は縁のないことと思っていたので、花マニアとしては率直に喜んでいます。




春のあけぼの（華恋華×月光）
大輪・薄い紫紅色地に紫紅色の大小絞り、微塵絞り、白絞り、無地

紫系の薄地合いで派手さはないですが、大型に仕立てると紫が引立ち、見栄えがすると思います。枝の伸びが良く樹勢も強いので、花樹の形が早く出来そうで楽しみです。

☆花を見たとき、控えめな紫が気に入り、枕草子の「春はあけぼの（やうやう白くなりゆく山際、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる）」から名前を付けました。
☆私は朝に弱いので紫の雲は見たことはありません・・・・。京都みたいな盆地なら良くある光景なのかな？。
☆先輩会員から’春のバけモの’などと、冗談を言われましたがイヤー、何を言われてもいいんですハイ。


額に入った登録証を頂きました。

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7/6 愛国

毎月５日は栃の葉書房の月刊誌「さつき研究」の発売日です。最近この雑誌を置いている本屋さんが閉店してしまいました。何時もは立ち読みで、気になる記事があれば購入、という我儘なことが出来なくなりました。うーん、、、残念。
近くのチェーン店では売れ筋の本しか置かないようで、取り寄せになってしまいます。それなら直に栃の葉書房と年間購入契約をするほうが良いかなー。
昔はどこの書店でもさつきの本がいっぱい置いてありましたよねー。またまた昭和40年代の話ですけど、「皐月界」という月刊誌を読んでいたのですが、いつの間にか無くなりました。古い話ですなー。

☆画像を左クリックすると大きな画像（最大800×531ピクセル）が開きます。



愛国（華宝×谷間の雪）
大輪・白地に濃藤紫色の小絞り、覆輪、底白

早咲きの大きな花で、樹勢が良く、花付・花持ちも良いのですが、花弁が薄く少し波打ちます。濃藤紫色の底白は特別に「秋月」という名前が付いています。底白だけでも綺麗で良いですね。

☆徒長枝が良く出て太りますが、枝打ちが粗いので形を保つのに苦労します。花コレクターとしては太らなくて良いから、いつまでも同じ姿でいて欲しいのですが・・・・
☆昭和39年の登録ですが、作出者が不明で、かなり前から存在していたようです。
☆今年の早咲き種は花期が長く、愛国はほぼ1か月間、咲き続けました。上の写真は５月７日、下が２６日の撮影です。

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7/１ きさらず

先日、長く勤めていた職場のＯＢ会がありました。久しぶりの先輩と皐月の話題になり、「今でも花を楽しんでいるけど、大きな鉢の手入れが出来なくなった」とぼやいていました。確かに年数が経ち、太幹になった樹の植え替えは力仕事ですよね。
昭和４０年代の皐月ブームでは、私の職場でも愛好会らしきものがあり、私も当時の人気種や新花を集めたのですが、生き残った樹はごくわずかです。
この時代はあちこちの町や市の公民館、デパートなどで花期の展示会が行われ、苗木も良く売れていた記憶があります。
このブームもオイルショックと共に消えていきましたが、売れ残った苗木は畑で培養され、地堀太幹盆栽の基になったのですから面白いですね。

☆画像を左クリックすると大きな画像（800×531ピクセル）が開きます。




きさらず（湖畔の月×松波）
中輪・白地に紅色の大小絞り、半染め、覆輪、無地の底白

大絞りと紅無地の底白が特長です。開花前の肥料を控えると底白が綺麗に抜けます。枝が密集して花芽も良く付くのですが、寒さには弱いようです。

☆昭和４６年の登録です。先輩が木更津まで行って購入した苗の芽を頂いた時に「一芽千円だぞー」と聞いて驚いたものです。懐かしいなー・・・・。

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