皐月の花・専科

皐月の‘花マニア’が新しい品種を中心に花の魅力を写真で紹介します。家庭菜園の様子も出てきます。

明朝・新生

2013-04-15 22:30:31 | インポート

「さつき大事典」によれば花の大きさは「小輪・5㎝以下 中輪・7㎝以下 大輪・10㎝以下 大々輪・12㎝以下 巨大輪・12㎝以上」と規定されています。普通に花を観賞するときはこの規定はあまり意味がありませんが、展示会では必ず花の大きさで部門を分けて展示します。特に賞が懸る審査をする場合は厳密区分されます。たしかに小輪と巨大輪では設肥、剪定などの培養管理が違うし、花の見所も変わりますよね。私の会では大輪以上と中輪以下の2部門に分けています。

Photo
明朝(蘇光の実生)
波打ち咲、巨大輪・白地に濃紅色の大小絞り、伊達絞り、覆輪、無地

写真では分かりにくいのですが、とにかくデカいです。花弁の厚みもあり、枝が花の重さに負けてお辞儀をすることもあります。枝打ちが粗いので、大型に仕立てないと収まりがつかないみたいです。

☆古い品種ですが2009年に上野で内閣総理大臣賞を受賞しています。(内閣総理大臣賞は農林水産大臣賞を受賞した品種だけがエントリーできる「貴品銘花の部」の最優秀から選ばれます)。
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Photo_3

Photo_2
新生
(煌陽×白蓮)
大々輪・薄紫色地に紅紫色の小絞り、半染め、無地

パステルカラーの薄地合いに絞りが少なめなので、上品で落ち着きがあります。花弁も厚くガッチリしていて、尖った弁先が良い感じです。

☆写真は2010年の内閣総理大臣賞受賞樹です。
☆大々輪・巨大輪は規定の大きさに咲かせるのは結構難しいみたいで、日頃の培養管理が問われる品種です。私はどんなに頑張っても’大輪まで’ですかね・・・。

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