誠十郎 HOT ひと息。

毎日の中で楽しかった・キツかった・
美味かった・笑ろた…
色々感じた事(ほぼ食べ物ネタ?)を
書いていきますね。

「ボラのポワレ 焦がしバターとレモン汁、ケーパのソースで」。

2019年12月04日 12時08分50秒 | Weblog


「ボラのポワレ 焦がしバターとレモン汁、ケーパのソースで」

実家で母に作ってあげたら、大喜びしてくれました。

ボラって魚、よく魚釣りで外道として扱われます。
釣りたい魚じゃなくて、こいつがかかった時には「またお前かよぉ」って
よく言われちゃう代物です。

顔はツルンとしていて、どこか爬虫類っぽい(ヘビに似てるかな)。
身はたくさんあるんだけれど、血生臭い…。
そんなイメージがあって、釣れて持って帰ったらけっこうヒンシュクだったなぁ。

中学生の頃、波止場で釣ってて大きなボラがかかって「またボラや〜…」
なんて言ってたら、たまたま横にいたベテランっぽい爺さんが、

「何言うてるねん、ボラはタイにも引けをとらんねんぞ!」って
言い出すぢゃあ〜りませんか。僕は、「はぁ???」って感じでした。

そして「ちょっと貸してみ」って言うので、釣れたボラを渡すと慣れた手つきで、
尻尾と頭の後ろにナイフを入れて血抜き。そのままエラを外して、
頭に内臓をつけたまま落として身だけにして、

「ほれ、これで持って帰り」って渡してくれたのでした。

家に持って帰って、母に事情を説明していつものように夕飯のおかずに。
で食べてみて、「これほんまにボラ? めっちゃ美味しいやん!」ってなったわけ。

あとで調べたら、ボラはコイみたいに水底の泥ごと口に入れて餌を
探すんだとか。ヘドロなんかも吸い込んじゃうわけだから、血液と内臓が臭いんだよね。

でも下処理をちゃんとすれば、ほんっと鯛にも勝るとも劣らない美味しい魚なんだって学習。

身も白身でふっくらしていて、阪神なんかでは刺身で売ってたりもします。
今度切り身で売ってたら、「ブライニング」してまた作ってみよう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする