山茶花談

さざんかだん

KAIFES`23

2023-09-25 | 日誌



先日は市川にあるギャラリーfさんで開かれていた
個展 KAIFES`23 と
トーク・ライブコンサートのイベントに
お伺いさせて頂きました。

50代のKAIさん、初めての個展だそうです。
建築のお仕事にも携わってみえるKAIさん、
最初にギャラリーの大きさから展示する
作品の大きさ、数を決めて制作に入られたそうです。

最初にギャラリーに入った時に
一番に見せてくださったのが展示模型でした。
建築からの個展の構想、
とても面白いですね。





色から作家の気持ちが溢れるような作品。
初めての個展は作家にとって、とても楽しみですよね。

私の場合は、ちょうど中耳炎になってしまって片耳が聞こえず
体調が最悪の状態でしたが
画廊で出会った方たちは、とても個性豊かで
初めてコレクターの方達の文化の高さに
触れました。





KAIさんのトークイベントに出席されていた
米文学研究者の中野学而さんのお話で
フォークナーについて、どう捉えたらよいか、
作家の、下辺と天の両面があるような
そのような短いお話が印象に残ります。

わたしが好きな作家の中に
極端に両面を感じることがあって
人間にはバランスが存在しているのかと
ずっと思っていました。

米文学はなかなか重い印象があります。
映像関係の友人は、
アメリカの人間性を追った映画は素晴らしい、
と、昔、映画を見せて頂いたことがあります。

真正面から苦悩とぶつかって
それを抽象化しない印象があり
強い、アメリカ人の魂の近代文学なのかもしれません。




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