山茶花談

さざんかだん

鳥の巣

2023-04-30 | 日誌



大きな大きな木蓮の木・・
この家に移ってきたとき、幼児の子供たちを
ずっと高いところから見降ろして
見守ってくれました。

もう何十年も経っているのに
斜めにどっしりと立つ老木は
枝を落としても、毎年立派な葉をたくさん茂らせて
春の新緑の美しい色や
夏の暑さは窓越しにしっかり遮ってくれます。

今日はお隣の方から
この木に鳥が通っていて巣を作ってるみたいだよ、
とお聞きしました。

右側のハリーポッターのあばれ柳のような楓の木には
何度か鳩が枝を組み合わせて巣を作っていて
一度、木の隙間が広くて
落ちて割れてしまいました。

いつも庭にやって来ているのは鳩のつがい。
おっとりして、うちの猫が近くを散歩していても逃げない。
危なっかしいので、わざとわたしが足音を大きく響かせるのに
まだ地面の中の虫?散策に夢中。

この大きな木、木蓮や山茶花、楓たちに
もっと長く長く生きてほしい。
人が庭に植えた植物は、いつか人の都合で
家屋と共に抜かれてしまうのが普通。

以前、建築をしていた夫に
家を建て直すときに、庭の木を残して建てるのを考えるのは無理なの?
と聞いたことがあるのですが
それは無理、との返事。

人が家で死ぬのを望むように
一緒に育った庭の植物たちも
自然に命を全うすることができたらいいのに・・
と、深く思うのです。







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