初めて訪れた強制収容所は、フランスのアルザスの山中にある強制収容所だった。
(このトップの画像は、ベルリン郊外の強制収容所の入口の写真)
以前、ここでは実験器具等がそのまま展示されてたりして、これを見学した友人はかなりショックを受け
落ち込んだというが、私が行ったときはそれらは取り除かれていた。
この強制収容所にもガス室はある。
しかし他の収容所のように同じ敷地内にあるのではなく、徒歩5分くらい(だったような気がする)のところにある
一見、農家にしか見えない小さな一軒家、それがガス室だ。
これがそうだと言われなきゃ、絶対に分からない。
中も小さいがらんとした部屋と、一面白いタイル張りの小さな部屋があるだけなので、
説明がないと本当にここがガス室なのか分からない。
たとえば、アウシュビッツとか、ベルリン郊外の強制収容所のガス室はナチスが退去するときに爆破してしまったので
ここのガス室が唯一、当時のまま現存するものなのかもしれない。
このガス室の向かいにはレストランがあって、そこのテラスで食事する人達がガス室の中から見えた。
なんとも不思議な光景だった。
この光景が一番強烈に残っている。