移動前夜
思い立って
母に電話をしました
今はもう天国の
友人から
送られてきた小芋(里芋)
大事にだいじに残して
あわよくば増やそうと思っていました
いざ植える段に
芽らしきところがダメなようで
出汁で煮て一口食べると
なんとまぁ美味しいこと♡
美味しいとは聞いていたけれど
美味しいよっ♡
ちょうど
届いたばかりの小芋があります
母が食べたいなら今から煮ようかと
電話してみたのです
相変わらずの
トンチンカンな受け答えで
出されるもので十分なように言うので
皮を剥くこともせず
煮もせず
好きなスイカや
新鮮な大きなイチゴ
(信じられないような買い易い値段!)
アナゴづくしのお寿司など
持って行ってみたのですが
あれもこれも
あんた持って帰って
〇〇さん(相方さん)と食べ、たべ
そればかり・・・
いろいろいろいろ
ありますが・・・・
友人の
お母さんに
会えただけでもうけもん
その言葉で救われたものです
わたしが
気まぐれに
お菓子を作ったり
パンを焼いたり
遊んでられるのも
汚い仕事や
辛いことを
弟達がみな引き受けて
してくれるから他なく
分かってはいるけれど
わたしも
一緒にお風呂に入り
母の背中を流したり
畑をウロチョロ歩いたり
してみたかったけれど
そんなことは
離れて
たまに会うから言えること
母に会えて
会話ができて
母の笑顔が見れて
嬉しいはずなのに
静まったはずの
気持ちがザワザワ
ざらざらして
友人たちは
言ってくれます
神戸をゆっくり楽しんでね
って
必要最低限の用事を済ませて
毎回
ほぼ
とんぼ返り
戻ると
桜は葉桜になりつつ
桃と
ネクタリンの
濃い桃色が咲いて
ジイさん、バァさんの帰りを
待っていてくれました♡