今回も、2004年の6月の出来事を再編集してお届けいたします。
日本の夏より一足早く、6月の天津は、もう真夏に近い。
今年(2004年)は日本では最高気温が38度台で大騒ぎしていたが、天津では通常の気温である。
毎日が体温以上で、脳波に異常をきたす!
その日も朝6時前から、ガチャガチャガチャ、
2~3秒後また、ガチャガチャガチャ。
ナンダナンダァ!!
ヒトの安眠を妨げる音は??
部屋から窓の外を見ると、
ゲゲッ!!
ビル壁修理のゴンドラか?
人力ウインチ(通称ガッチャ)で登っている (汗)
人力ですせ!
じ・ん・り・き・・・・
日が昇り、8時になったらもうトンズラしている!?
またまた、ある日の早朝。。。
かーちゃんのため~ならエーンヤコーラ!
早朝から汗ダクダクで、
頑張っております。
そして、いつの間にか消える人民。
考えてみたら、その時にはもう既に気温も30度を超え、ハッキリ言って外仕事が出来る状態ではナイのですねー。
夏の天津の外仕事は、日が昇ると終わりなのです。
日本では16年前はおろか、何十年も前から電動ウインチでアッという間に作業したりパワーショベルでササっとやって、スムーズに終わるんだろうが・・・
まぁ、危険防止の足場も組まず、早朝からさっさと人力でビル壁を上下。
いきなりトラックの荷台に作業員を道具の如く積んで来て
シャベル1本の人海戦術でパパッとヤッつけてしまう。
仕事開始は早いが、道具がショボいので仕事は進まない。
でもやっつけ仕事で強引に終わらせてしまう。
なのかな?
恐ろしいほどのチャイナパワーだ!!
恐るべき人海戦術。
あっという間に建ってしまうビルは、いったいどうなっているんだろう。
日本も、最近は熱中症対策で、現場作業は三時頃で切り上げるらしいですね。
いくら人海戦術を使おうと、早くできる物とできないものの他、時間を掛けた養生が必要な物がありますよね。
あっと言う間に建つ内面の見えない建物はコワイですねー(笑)
5年ほど前、42度ほどの気温になった頃、江蘇省の通達で38度を超えたら会社を休みにして社員に休業補償する通達が出たような記憶が蘇りました。
詳細内容は記憶違いかもしれませんが。
どこの会社も40度になっても会社の温度計は37度と言い張り、無理やり仕事させていたような。 (笑)
心配無用です。
確かに国費を湯水のごとく注ぎ込んだIT関連商売や最先端の機器の性能は進んでいますが、扱うのは所詮人民。
結果はおのずと見えてきませんか?
但し、人民は素早いので倒れる前に儲けるだけ儲けたらトンズラも素早いかも。(笑)