この日は、出張で<大森台>に行きました。
大森台駅は、京成千原線沿いの駅で、千葉からも10分くらい。
本当は別のお店に行くつもりだったんだけど、営業しておらず、、、
たまたま歩いていたら、見つけたお店です。
その名も、
中華料理 宴
です!
宴(えん)と読みます。
*らんちばさんがかつて既にレポしていました…(さすがです!)
場所はこんな感じ。
近所には、「丸三」や「ときみ食堂」なんかもあります。
古いエリアだけあって、老舗のお店も色々あるんですね。
さて…
こちらのお店は、創業35年の老舗の中華料理店。
らんちばさんも言っているように、町の中華食堂というよりは、中国レストラン。
女将さん曰く、「古いだけよ。もうそろそろ終わりだわ」、とのこと(;;)
こういう町の老舗の個人の中華料理店も、危機的な状況にあるとみていいかも!?
若い店主さんの個人的な中華料理店って、どれくらいあるんだろ!?…
で、メニューです。
う~ん、素敵♪
渋いメニューがずらりとそろっています。
写真を見ながら、悶絶に悩みました(苦笑)
で、「ピピピ」ときたのが、「塩ラーメン」でした。
なんか、スープが普通と違うぞ、と。
…その直感は図星でした♪
ジャジャーン!!!
すげーーーーー!!!!
なんて、美しいお見事な塩ラーメンなんだ、、、
僕の頭の中では、<美的塩ラーメン>という言葉が思い浮かびました。
Aesthetic Shio Ramen!
老舗店ならではの<技術>と<経験>があっての一杯になっています。
シンプルだけど、極限に美しい。
で、スープは、、、
はじめ、「あれ? これ、味あるの??」と思ったんですけど…
徐々に味の輪郭がはっきりしてきました。
最終的には、わりと、ソルト感がはっきりと感じられるスープになりました♪
あっさりしていますが、わりとファット感もありました。
アツアツでややファットな清湯系スープ。
魅惑的です。
なんか、気になったのは、
スープがほのかに赤みがかっているんです。
スープだけじゃなくて、麺もほのかに赤みがかっているような、、、
なんだこれは!?!?、と。
スープの中をよく見ると、なんか「クコの実」のようなものが入っているような…
でも、クコの実でスープや麺が赤くなるか!?!?!
不思議でした。
ゴマもいっぱいかかっていて、ゆえに香ばしいスープに仕上がっていました。
チャーシューもデフォで二枚入っていて、570円のラーメンにしては上出来です。
メンマも、細かく刻まれていて、臭みもなくて、こだわりを感じました。
麺はこんな感じです。
とても食べやすく、また、それなりにしっかりしている中国系の麺でした。
うん、これはこれで、わりといいんじゃないか?!、と。
いわゆる<ラーメン店の麺>とは少し違うタイプの麺で、
人によっては、新鮮に感じるんじゃないかな!?
でも、やっぱり、麺も赤みがかっている、、、
いったい、この<赤さ>はなんなんだ!?!?
もう、気になってしょうがないので、またまた女将さんに尋ねました。
そうしたら、なんとなんと!!!
「チャーシューに使う食紅の色よ」
とのことでした。
おおおお!!
とはいえ、意図的に赤くしようとしているわけでもなさそうです。
チャーシューに使った食紅がスープに反映されている、という感じかな。
こういう塩ラーメンって、これまでに食べたことがない、、、
なので、驚きの塩ラーメンになりました。
***
この塩ラーメンに限って言えば、こちらのお店、行く価値大アリですよ!
ゴマ入り!究極のあっさり系黄金の美的塩ラーメン-食紅系-。
他じゃ絶対に味わえないですし、レア感も半端ありません。
テレビ向けともいえるかも!?
前日に引き続き、<万事塞翁が馬>となりました。
予定していたお店やお目当てのお店にフラれることで出会えるお店もある。
そういう「失敗経験」から学べることもいっぱいあるんですよね。
ダメだったからダメなんじゃない。
ダメだったからこそ、得られることがある。
そっちの方をもっともっと大事にしてほしいなって、人生論的に思います。
<ラーメンの食べ歩きから学ぶ人生の歩き方>。
そういう本があってもいいな(苦笑)