本日三軒目になっちゃうが、坂戸ラーメンツアー二軒目。
ちょうど北坂戸と若葉の間くらいのところにあるお店。車じゃないとちと辛いかな、という感じの場所にあるラーメン専門店。
ここ、麺匠 蔵(めんしょう くら)は、2007年2月オープンということで、創業1年くらいの新しいお店。店主さんはもともと別のお店におられたみたいだが、昨年こちらに店をオープンさせたんだとか。静かで真面目そうな(ミドルの哀愁がただよう)店主さん。どこか不思議なオーラをかもし出している(服装が「らしく」ないのだ!)
店内はカウンター席とテーブル席がある。結構店内は広い。夜ご飯時だが月曜日とあってか、お客さんはかなり少なかった。ま、僕的にはそっちの方がいいんだけれども・・・ メニューはかなり豊富。牛丼やカレーなんかもある。ここの立地を考えると、顧客層を広げないと厳しいんだろうな・・・と邪念してしまった。
けれど、ここのオススメは明快で、ずばりつけ麺と坦々麺だ。店主さんもそうおっしゃっていた。一番人気はつけ麺なんだとか。
そのつけ麺だが、なんとも渋いところを狙った渋いつけ麺だった。醤油と鶏のダシが効いたちょっとレトロな和風スープで、今となっては新鮮な味だ。ネットなどでは結構厳しい評価も聞かれるが、僕的にはかなりOKなつけ麺だった。
麺の器にささやかながらに柚子胡椒がトッピングされていた。きました!柚子胡椒!これをスープに入れて溶かすとかなりスパイシーで風味豊かなつけ麺に変貌する。インパクトも十分だ。なんて言えばいいんだろう。大勝軒の味に似つつも、ここならではの独自の個性もある、みたいな感じだろうか。実際、大勝軒に似てるという意見をたまにもらうそうだ。方向性としては悪くないし、なんちゃって大勝軒のもりそばを食べるくらいなら、ここで「らしさ」を感じつつオリジナルであるつけ麺を食べたほうがよっぽどいい経験になるのでは?!と思った。随所に見えにくい工夫もしてあって、なかなか面白いと思った。
坦々麺は、クリーミーでマイルドな一杯だった。