Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

えんたん@稲毛 【限定】えんたん特製つけ麺


えんたん、待望の「つけ麺」(+煮玉子)が登場。豚骨醤油でガツン!ほろり

「なりたけ」出身のご主人が稲毛で営む「えんたん」。

ここで、先月(?!)から限定で「特製つけ麺」が出されている。

つけ麺なんだけど、「和え麺チック」。麺にもあらかじめ味がついていて、そのままでも食べられる。ごま油と塩コショウかな。シンプルで薄味。野菜炒め麺みたいな感じで食べられる。で、スープは、豚骨風味の醤油味。簡単に言えば豚骨醤油味。結構ありがちな味ではあるが、美味しく食べられた。これといって個性はないが、しかし美味いものは美味い。えんたん=背油チャッチャなんだけど、このつけ麺は背油チャッチャではない。

変にいじっていないところにシンパシーを覚えた。最近は変にいじくりすぎていて、本来のラーメンで勝負していないお店が増えてきている。もちろんラーメンに色んな形があっていいとは思うが、やはり「看板メニュー」に一番力を入れてほしいと思うのは僕の「わがまま」だろうか。看板メニューがとても陳腐で貧素なのに、(目新しい)限定メニューで目立とうとしているお店も結構ある。客の心理を読めば、たしかに「目新しいもの」を出したほうが、みんなリピートしてくれるから、お店として都合が良い。「それでいいんだ」と言われればそれまでなのだが・・・ 

「看板メニューにもっと力を注いでほしい」、とすでに書いた。だが、最近では、「うちはラーメン屋さんじゃありませんから」、と予め述べているお店もある。そういうお店は、「ラーメン風創作料理屋」であり、厳密にはラーメン屋ではない。だけれど、ラーメンを看板に出している。そういう奇妙な現象まで起きている。そういうお店は、そもそも「看板メニュー」がないのである。行くごとに味もメニューも変わっているのだ。こういう現象を考慮すると、先に述べた「看板メニューにもっと力を注いでほしい」という意見そのものが成立しなくなる。

だが、えんたんの「特製つけ麺」は、「看板」となる背油チャッチャ系ラーメンをしっかりとキープしながら、面白いつけ麺を考案した。最近の流行を取り入れつつも、自分たちの味をしっかり保持している。この点はかなり好印象である。昨年に食べた真っ黒いイカ墨ラーメンは斬新的で新鮮だった。今回のつけ麺は、そういう斬新さや新鮮さはないものの、確実に美味いしっかりとした逸品になっていた。

*しいて言えば、スープの器が異常に軽くて、とても安っぽく感じた。器の重さが味の深さを示すわけではないが、このつけ麺スープ用の器は改良してもらいたいかな、と思った。いいスープなのに、なんだかすごくジャンク/給食な感じがしてしまった。

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