千葉人なら知っている人も多いはず。よ志乃は、京成千葉駅前にある老舗のラーメン屋さんだ。kei的には、実に15年ぶりくらいの訪問(93年頃までよく食べに行っていた)。かつてブルで働いていた時に、よくチーフたちと一緒に行ったお店。当時の僕は、本気で「チキンラーメン」が世界一おいしいラーメンだと思っていたので、あんまり印象にないお店だった。でも、時折ここでラーメンを食べていたのを今でもよく覚えている。
だから、ここの味がどうこうっていうことじゃなくて、ここのラーメン屋さんは若き頃によく通っていたというだけのお店。けれど、やっぱり食べていたのは事実だし、そのお店がこうして元気に頑張っているっていうのがとても嬉しい。当時は、ホントラーメンを外で食べることはなかったな。(カップ麺やインスタントはめちゃめちゃ食べてたけど・・・)
というわけで、原点回帰ってことで、ここ「よ志乃」に立ち寄ることにした。
今日はタイムサービスの「もやしラーメン」を注文。半額でなんと一杯310円!(毎週月曜日はラーメンが一杯210円!!)
いわゆる普通のあっさり醤油ラーメンにもやし餡がのっているラーメン。だが、これが予想に反して絶妙な一杯だった! おいしいアツアツの野菜炒めがラーメンにのっかったって感じのラーメンなので、まずいわけがない。きくらげが食欲を誘う。
なんてことないラーメンなんだけど、うまくてうまくて失神しそうになった(苦笑)。もちろんフリーク的には極めてなんてことないラーメンなんだけども。でも、これをまずいと言ったら、全国の中華料理を否定するようなもの。中華屋のラーメンそのものという感じさえする。でも、すごい旨みがあって、甘さとしょっぱさが相まって、なんともいえない品のよさを感じてしまう。
実際、現代のテクニカルなラーメンもやっぱりこういうラーメンから始まったのだろう。このラーメンの出汁を強烈にしたら、それだけでニューウェイブ系と言えてしまう。可能性を感じる一杯だった。