1990年~1994年の時期は、大学の授業もそっちのけで都内や神奈川を中心にアチラコチラのパチ屋に入り浸る、怠惰な生活を続けていた。
特に足繁く通ったのが新宿。
西口のジャンボやニューミヤコセンター、歌舞伎町の日拓・モナミ・ラスベガス・トップスなど、足の向くまま気の向くまま、色々なパチ屋を廻っていた。
そして、これらのエリアでボロボロにやられた後、新宿駅に戻る途中で最後に通るのが、この「東南口」付近だった。
連チャンデジパチや裏モノの2号機・3号機でしこたまやられて、潔く電車に乗って帰宅すればいいのだが、この東南口を通ると「もう一勝負してやろうか・・・」なんて良からぬ考えが沸いて来るのだから、救いようがない「パチバカ」である。
この東南口エリアにあったパチ屋は「平和」「メトロ」「グリンピース」「パチスロてんとう虫」「ロッキー」「太平洋」など。
どの店も、それ程出玉が優れているわけでもなかったので、結局これらの店でもさらなる追い討ちを喰らうハメになるのだが・・・。
最後はスッカラカンのフラフラになりながら店を出て、台湾料理の老舗「台北飯店」の前の路地を通り駅へと向かうのであった。
この東南口エリアには「新宿昭和館」という古びた映画館があって、地下ではピンク映画を上映していたのだが、入り口付近には独特の雰囲気があって、どうしても中に入る勇気がなかった・・・。