JR青梅線、福生駅の東口ロータリー。
この一角にかつて存在した、「巨人ホール」というパチンコ店をご存知だろうか。
実は私自身、この店には90年代の前半~半ばに数回「遠征」と称して足を運んだだけであり、それほど馴染みのホールという訳ではない。
しかし、それにもかかわらず強烈な印象が残っているのには、ある理由がある。
それは、この店がよく当時のTVメディアに登場していたということだ。
特に印象深いのが、テレビ東京系で放映されていた「浅草橋ヤング洋品店」(通称「浅ヤン」)というバラエティ番組である。
この番組では当時、頻繁に「パチンコ対決」なる企画を放映しており、進行役の浅草キッドの二人がコーナーを盛り上げていた。
有名なパチプロのベンツ小林氏や大崎一万発氏、そして、いつも数千万円の入ったアタッシュケースを持ち歩き「歩く現金輸送車」の異名を持つ「城南電機」の名物社長、故・宮路年雄氏など、非常に濃ゆいメンバーが登場していた。「サトヤン」なる伝説の釘師(?)が登場していたのも印象深い。
巨人ホールは、この浅ヤン・パチンコ対決の舞台として、度々登場していたのだ。
対戦機種が京楽のデジパチ「遊ぶんジャー」の回では、故・宮路社長が超・絶好調で、大金の入ったアタッシュケースと積みあがったドル箱に囲まれた。それを見た浅草キッドの水道橋博士が、「財宝に囲まれたミイラだ!」と表現したのは、巨人ホールで生まれた名言である。宮路社長は、この大会で見事優勝を果たした。
(京楽・遊ぶんジャー…3&7で当ると次回までの時短。加えて、保留玉連チャンも強力だった。)
その他、同じテレビ東京が定期的に放映した2時間枠の「パチンコ特番」でも、このホールがしばしば取り上げられていた。「日曜ビッグスペシャル」という日曜夜7時からの番組で「パチンコ特集」が定期的に組まれていた事は、今のパチンカー諸氏には馴染みがないであろうが…。
その中で、「パチプロのホールでの立ち回り」を紹介するコーナーがあり、登場したのがパチプロ・安田一彦氏であった。当時、この巨人ホールを「ネグラ」の一つとしていたようで、デジパチ「アメリカンドリーム」(三洋)の連チャン打法を、番組内で惜しげもなく公開していた。
ちなみに、その連チャン打法とは、ストップボタンを活用して通常時に保留玉4つ目を空けた状態にしておくと、連チャン率が大幅にアップするという非常に分かり易いものであった。当時、私もこのやり方で、かなりオイシイ思いをしたのを覚えている。
そんな訳で、決して私の地元から決して近くはない巨人ホールに、TV画面を通じて親近感を持っていた訳だが…残念ながら、現在は既に閉店し、その姿は残っていない。
しかし、今思うと独特な名前のこのホールは、オーナーが熱烈な「ジャイアンツファン」か何かだったのだろうか・・・。
★★追記(2013.2.17)
本日、記事にコメントを頂いたOさんへ
コメント有難うございました。申し訳ありませんが、当ブログでは実名や電話番号など、個人情報を特定できる内容のコメントについては、公開を差し控えさせて頂いております。巨人ホールのオーナー(或いは店長)に関する情報については、過去に気になる書込みを某・掲示板で見た記憶があります。一度、福生警察署の方にお問い合わせ頂ければ、何か判るかもしれません。以上、よろしくお願い致します。
⇒私が以前閲覧したのは、こちらの掲示板です。掲示板内で「巨人ホール」と検索すれば、該当する情報がヒットすると思います(68番目の書き込みです)。
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/pachij/1334549130