今から10年以上前になるだろうか、小田急線百合ヶ丘駅そばの「J」というホールでパチンコを打っていた時期がある。
Jは現金機のデジパチを良く導入してくれた店で、その頃は大江戸日記(ニューギン)、ケロケロジャンプ(大一)、フィーバーネプチューン(SANKYO)、フィーバーウォーズ(同)、フィーバールーセント(DAIDO)などの人気機種に良く座っていた。
3回権利物「ニューロードスター」(三洋)も、「J」に行くと必ずといって良いほど打った記憶がある。
ただ、この店で当時頻繁に打っていた台にも拘らず、先日までどうしても機種名を思い出せないモノが、一つだけあった。
その台の特徴はといえば・・・
①現金機のデジパチであること
②時短機能を搭載していたこと
③数字の奇数が赤い絵柄、偶数が青い絵柄になっていたこと
④なにやら女性を連想するアイテムが絵柄に採用されていたこと
たった、これだけである。
リーチの細かなアクションや台のモチーフなどはまったく忘れてしまっているので、皆目見当がつかずにいた。
ところが、これだけの情報を元にネットで検索していたところ、偶然にも台が判明してしまったのだ。
「カンカン天国S」(豊丸産業)である。
1997年に登場した現金機デジパチだ。
この台の情報がたまたまヒットしたときは、ああこれだこれだ、と思わず声を上げてしまった。
フレンチカンカンという踊りをモチーフにした台で、赤絵柄(奇数数字、口紅、カメオ)が揃うと100回の時短に突入する台である。
確かスーパーリーチには、女性がスカートをまくる「カンカン踊りリーチ」のようなものがあった気がする。
とにかく時短のループが激しい印象があり、出るときはドル箱をガンガン積み上げることができた。
このJ店はラッキーナンバー制で、時短絵柄を引けば無制限となるシステムだったので、とにもかくにも安銭で時短に入ることが、勝利の前提となっていた。
非常に面白い台だったので、ある一時期にはそれこそ毎日のように、このカンカン天国Sを打ちまくっていたのだが、ここ数年の間に台の記憶がスッポリと抜け落ちてしまっていた。
そんなわけで、ようやく記憶のモヤモヤが晴れてくれたので、スッキリした気分である。
※その後、カンカン天国Sの詳細な資料を入手したので、基本スペックやリーチアクション等について触れておく。
業界初の「3D液晶画面」を搭載(絵柄が立体的に見える)
大当り確率…1/251、出玉…2300個、時短突入率…1/2
時短突入絵柄…1,3,5,7,9(赤い数字)、カメオ、ルージュ
通常絵柄…2,4,6,8,0(青い数字)、指輪、カクテルグラス
(リーチアクション)
・ノーマルリーチ
・スーパーリーチ
①尻振りリーチ(カンカン嬢がお尻を振る)
②蹴り上げリーチ(カンカン嬢が中デジタルを蹴り上げる)
③全回転リーチ→100%時短突入絵柄で大当りする。
(蹴り上げリーチ)
連続予告…デジタル変動中に花びらが降ってくる演出が連続するとアツい。
スーパーリーチ時に、カンカン嬢のドレスの色が赤に変化すると信頼度高(通常は紫)
通常絵柄で当っても、その後絵柄が上下にユラユラ動くので、時短絵柄に昇格する可能性がある。