まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

新宿駅・東南口パチンコ店ヒストリー(1987~1999)

2012-04-16 01:24:34 | 90年代パチンコ店マップ

今やすっかりご無沙汰だが、1990年代には足繁く通った新宿・東南口界隈のパチンコ店。

 

当時、ゴミゴミした昭和臭い路地を歩き回り、パチ屋スロ屋のハシゴを楽しんでいた。あの界隈には、レトロ感溢れる「新宿昭和館」なんて古臭い映画館もあった。ヤクザ映画やピンク映画のポスターが、いかにも場末の映画館といった雰囲気を醸し出していた。

 

今回は、そんな新宿・東南口エリアの80年代後半~90年代後半のマップを作成した。その間のパチ屋・スロ屋の移り変わりなどを、ザッと振り返りたい。

 

(1)1987年(昭和62年)の新宿・東南口パチ屋マップ

 

A「レディバグ」、B「平和」、C「楽苑」、D「パチスロセンター」、E「ロッキー」、F「メトロ」

(備考)

1987年当時はパチンコに縁しておらず、これらは全て当時の資料に基づく。新宿東南口のシンボルともいえる「パチスロ・グリンピース」(1988年オープン)は、まだ営業前だ。平和、楽苑、メトロの3店舗が中心の時代。

★Aの「レディバグ」はパチスロ専門店で、知る人ぞ知るユニバーサル直営「てんとう虫」の前身。因みに、てんとう虫を英語で訳すと「Lady Bug」。87年当時は、1.5号機「ファイアーバード7U」を設置。

★Cの「楽苑」は、セントラルホテル1Fのパチ・スロ併設店。1989年には、ガイド誌の末井さんも足を運んだが、当時のスエイさん曰く「飛行機タイプの種類が多いのだが、釘が渋い。店内がきたないのも気になって、それほど好きなホールではない。」。末井さんは、ここで「ローリングマシーン」(三共)、「エキサイトライダー」(三共)、「スペースキャノン」(三共)、「ニュー金棒くん」(西陣)などのヒコーキ台を打った。

 

(2)1991年(平成3年)の新宿東南口・パチ屋マップ

 

A:「グリンピース」、B「てんとう虫」、C「平和」、D「太平洋」、E「ロッキー」、F「メトロ」、G「トーオー」

(備考)

91年当時は、パチンコ、パチスロ共に、大きく盛り上がりを見せた黄金期。どの店に入っても、香ばしい台との勝負を楽しめた。大学に向かう途中、東南口エリアの甘い「罠」に引っかかり、大事な授業をサボった事も少なくない。特にスロ3号機がアツい時期で、各店の設置機種は良く覚えている。

★Aの「グリンピース」は、言わずと知れた大型パチスロ専門店。フロア構成や機種の豊富さから「パチスロのデパート」と呼ばれた。スーパーバニーガール、コンチネンタルI、コンチネンタルIII、スーパープラネット、初代アラジン、アラジンII、ビッグバン、サファリラリー、デートライン銀河など、実に多彩なラインナップだった。

★Bの「てんとう虫」は、先述の通り「ユニバ直営店」である。1Fに3号機コンチIII、2Fにセンチュリー21、リバティベルIII、リバティベルIVの2-2号機フルラインナップ。直営のリバIVがしっかり5ゲーム連チャンしていたのは、ご愛嬌であろう。

★Cの「平和」では、コンチネンタルIばかり打っていた。なぜか1000円でビッグが掛かる事が多かったが、連チャンはあまりしなかった。真裏のシマには、西陣のデジパチ「アラシキング」があって、元祖・全回転リーチを堪能していた。

★Dの「太平洋」はパチスロ専門店。「パチスロセンター・太平洋」が正式名称だったかも…。センチュリー21とリバティベルIII(赤パネル)目当てに通った。センチュリーとベルIIIが一台ずつ交互に並び、モーニングも入っていたので結構美味しかった。ただ、店員がやたらと笑顔で親切なのが、逆に気味悪かった…。

★Eの「ロッキー」は、いつ行っても客が飛んでいた。ガラガラなシマに、寂しげに並ぶワイルドキャッツ…。この店では、冷かしの1000円以上は絶対に突っ込まなかった。

★Fの「メトロ」は、1Fにスーバニ、センチュリー21、コンチIが置いてあった。2Fでビッグバンの小役抜きをしていたら、地回りヤクザっぽいオヤジ達が絡んできて、止めさせられた。デジパチも多く設置しており、「パニックコスモ」なんかを良く打った。

★Gの「トーオー」は、一軒だけ少し離れていて気づきにくかった(現在は「ニューアサヒ新宿店」が営業)。ネオン看板の大きなティラノザウルスが目立っていた。路地の両側に入口があり、金を使わず素通りする事も…。アラジンIIやマジカルベンハーが置いてあり、パッキーカードでコインを買っていた。

 

(3)1996年(平成8年)の新宿東南口・パチ屋マップ

 

A:「グリンピース」、B:「平和」、C:「ビッグスペース」、D「ポルシェ」⇒「悟空」、E「太平洋」、F「ロッキー」、G:「メトロ」、H「トーオー」

 (備考)

★Cの「ビッグスペース」は、この時期にグランドオープンした記憶アリ。薄暗い地下フロアで、サミーの「アラジンマスター」を良く打っていた。頭上に7セグのラッキーナンバー表示が付いていて、ビッグ終了後に交換か継続かを決めていた。デジパチのCR竜王伝説Zの確変14連チャンは、この店で最も良い思い出だ。

★Dの角地では、当初「ポルシェ」というスロ屋が営業していたが、96年にあえなく閉店。その年の12月頃、ポルシェ跡地で「悟空」が新たに営業を開始した筈だ。悟空は、高設定営業を攻略雑誌等で大々的にアピール。連日、若者達が開店前に行列を作った。初めて店に入った時も、いきなり物凄いドル箱タワーが目に入って来て、ビックリした。

 

(4)1999年(平成11年)の新宿東南口・パチ屋マップ

 

A:「グリンピース」、B:「平和」、C:「マルハン」、D:「ビッグスペース」、E:「悟空1」、F:「悟空2」、G:「ロッキー」、H:「メトロ」

 

(備考)

 ★この時期、Cの「マルハン新宿店」が新たにマップに登場する。マルハン新宿のオープンは1998年11月。地下フロアのバンバン(大都技研)で、ビッグ中の15枚抜きを必死に鍛えていた。階段下の大花火のシマは、常に満員。花火やアステカのシマもアツかった。山佐のシーマスターやコングダム、それに平和のガイキッズなども置いてあった。夜の高設定発表で、設定5,6をツモった時は嬉しかったな…。

★Fは従前「太平洋」のあった場所だが、この時期は既に「悟空2号店」になっていた(開店当初はグロリアハーツなんかあったから、オープンは98年か?)。一方、「?」の位置で当時トーオーが営業していたかどうかは、記憶が定かでない。なお、トーオー跡地の「ニューアサヒ新宿店」オープンは2003年12月で、この時期はまだ営業していない。