これは平安時代から伝わる練香「老梅」です。
皆様、そのかぐわしい香りに鼻を近づけ、目を閉じていらっしゃいます。
「老梅なんてまるで、私たちのようね」
そんなI様の感想に、
皆様、言葉少なに頷かれています。
それから年輪を重ねた皆様だからこそ、香る香りを色にしてゆきました。
I様の、鼓の音のようにポンっ!と抜けてゆきそうな、潔い香り。
温かな、お日様のような香り。
様々に弾ける、煌めきのような香り。
練香のように、ひとえにはいきません。その香りは様々です。
梅の香りのように香しく、
作品の色合いのように鮮やかな、
時間となりました。
シニアアートワークセラピスト けーやん
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