こんにちは。シニア担当のYokoです。
入梅まだですが、空を見るとなんとなく近づいているのかな?というお天気。
この季節に私の実家は引越をします。
私の母は今年で喜寿。
歩くのは遅くなった感じですが、なになにとっても心も体も元気な喜寿です。
そんな元気な母ですが、やはりこの年齢での引越し準備はしんどい。
時間を見つけては在京の娘2人がせっせと出かけて箱詰めです。
そんな中懐かしいものが出てきました。
これ私が幼稚園で使っていた「おどうぐばこ」。
箱の脇には多分先生が書いたのでしょうか?
綺麗なひらながで私の名前が書いてありました。
そして社名も。
「フレーベル館」
保育絵本のキンダーブックを発行している会社です。
ご存知の方も多いのでは?
このデザイン 色合い(もっと綺麗な黄色だったでしょうね)
今見てもなんともかわいいと思いません?
この箱を母は自分のおどうぐばこのようにして、筆やペンなど文房具を入れていたようです。
多分あえて取ってあったというよりも、たまたま今日まで使っていただけの事なのだとは思いますが、
私はこれを見てうれしい!懐かしいという気持ちよりも 胸が熱くなってしまいました。
母は普段は私を名前だけで呼ぶのですが
なぜか子供の頃の私の事を話すときだけ、「Yokoちゃん」と呼びます。
「Yokoちゃんはほんとに元気な子だったのよ」
「運動会のかけっこで一番だったのに、二番の子が来るの待ってあげちゃう優しい子だったのよ」(ん?過去形?笑)
ちょうどこのおどうぐばこの頃です。
我が家は様々な事情があり、裕福といえる家庭ではなかったようです。
「なかったようです」というのも、そんな事を両親は微塵も感じさせなかったんですよね。
様々な事を知るようなったのは、もう少し大人になってからでした。
小さな子供の私は家の事情も知らずに「幼稚園に行きたい!」と無理を言って通わせてもらいました。
多分相当母は困ったんじゃないかと思います。
だけれども私はうれしくてうれしくて仕方なかったのを覚えています。
そしてその通う幼稚園が楽しくて楽しくて。
母はその様子をどんな気持ちで見てたのだろう?
その分いっぱい働いたんじゃないかな。。
あの頃に「子ども手当て」があったならな・・・
気がつくと母と過ごせる時間は少しずつ限られてきているように感じます。
怒られちゃうかな?そんな風に母に言ったら。
何一つ親孝行らしいことをせずに、そんな私も人生の折り返しを過ぎました。
「おどうぐばこ」
私と母が離れてくらしていた時間も
私の代わりに一緒に過ごしてくれていたようです。
今このおどうぐばこは私の手元へ
おどうぐばこの役目は終わりです。
どうやらこれからは
私自身が母と残りの時間をできるだけ沢山
一緒にいてあげる番なのかもしれません。
入梅まだですが、空を見るとなんとなく近づいているのかな?というお天気。
この季節に私の実家は引越をします。
私の母は今年で喜寿。
歩くのは遅くなった感じですが、なになにとっても心も体も元気な喜寿です。
そんな元気な母ですが、やはりこの年齢での引越し準備はしんどい。
時間を見つけては在京の娘2人がせっせと出かけて箱詰めです。
そんな中懐かしいものが出てきました。
これ私が幼稚園で使っていた「おどうぐばこ」。
箱の脇には多分先生が書いたのでしょうか?
綺麗なひらながで私の名前が書いてありました。
そして社名も。
「フレーベル館」
保育絵本のキンダーブックを発行している会社です。
ご存知の方も多いのでは?
このデザイン 色合い(もっと綺麗な黄色だったでしょうね)
今見てもなんともかわいいと思いません?
この箱を母は自分のおどうぐばこのようにして、筆やペンなど文房具を入れていたようです。
多分あえて取ってあったというよりも、たまたま今日まで使っていただけの事なのだとは思いますが、
私はこれを見てうれしい!懐かしいという気持ちよりも 胸が熱くなってしまいました。
母は普段は私を名前だけで呼ぶのですが
なぜか子供の頃の私の事を話すときだけ、「Yokoちゃん」と呼びます。
「Yokoちゃんはほんとに元気な子だったのよ」
「運動会のかけっこで一番だったのに、二番の子が来るの待ってあげちゃう優しい子だったのよ」(ん?過去形?笑)
ちょうどこのおどうぐばこの頃です。
我が家は様々な事情があり、裕福といえる家庭ではなかったようです。
「なかったようです」というのも、そんな事を両親は微塵も感じさせなかったんですよね。
様々な事を知るようなったのは、もう少し大人になってからでした。
小さな子供の私は家の事情も知らずに「幼稚園に行きたい!」と無理を言って通わせてもらいました。
多分相当母は困ったんじゃないかと思います。
だけれども私はうれしくてうれしくて仕方なかったのを覚えています。
そしてその通う幼稚園が楽しくて楽しくて。
母はその様子をどんな気持ちで見てたのだろう?
その分いっぱい働いたんじゃないかな。。
あの頃に「子ども手当て」があったならな・・・
気がつくと母と過ごせる時間は少しずつ限られてきているように感じます。
怒られちゃうかな?そんな風に母に言ったら。
何一つ親孝行らしいことをせずに、そんな私も人生の折り返しを過ぎました。
「おどうぐばこ」
私と母が離れてくらしていた時間も
私の代わりに一緒に過ごしてくれていたようです。
今このおどうぐばこは私の手元へ
おどうぐばこの役目は終わりです。
どうやらこれからは
私自身が母と残りの時間をできるだけ沢山
一緒にいてあげる番なのかもしれません。
現在大阪でアートのクラスに通っています。
お母様とのお話。
とっても心が温かくなりました。
素敵だな~と思います。
アートの勉強を始めてから、母に対する感情の
いろんなものが現れるようになり、どうしたらいいのだろう・・・・と少し不安を感じていました。
子供のころの母を認められない、傷ついた心が
今の母をも拒んでいます。
そんな自分がまた自分を拒む・・・
いつか私も温かく母を見つめられたらいいな。
yokoさん、私もシニアでアート希望です。
お会いできる日が楽しみです。
読んでくださってありがとう!!
記憶のなかに、たくさんyokoちゃんがいるんだろうね。
記憶のなかは、誰ももう壊すことができない、でも自分でもつかむことができない、だけど確実にある・・・そんな場所。
そんな場所に、いろんな風景や出来事がさまざまな気持ちと一緒にいるんだろうな。
そういうのって、切ないけど、すごくいいよね。
いろんな人のなかにある、そういう想いが、この世をすてきなものにしている気がする。
はじめまして。
そしてコメントどうもありがとう!!
凄くうれしいです!
今アートに通われているのですね。
勉強の効果!?刺激されているのでしょうね。
お母様との感情。
私も似たような体験ありましたよ。
「プロセスを信じて」勉強続けてくださいね。
女性同士
いろんな事でぶっつかったり、仲良くなったり
母と娘って不思議な関係だなと思ったりしています。
シニア希望!!! (わーーいっ!)
お会い出来る日を楽しみにしています。
どうぞこれからもこのブログよろしくねっ!
もう泣かせますね。。
mackeyの文章は・・・・
実はブログ書いていたとき、後半涙でちゃって。。
私自身の記憶から沢山のことが思い出され
風景 景色 人 感情etc・・
溢れてきました。
それを思い出している私はYokoだけれども
思い出されるのはYokoちゃんの私
本当はあの時・・・
実はね・・・・・・
あの時に話せなかったことを心の中で沢山話していた自分がいます。
母ももしかすると思い出の品を手にするたびに
そんな自分と会話しているのかもしれません。
Yokoちゃんに話かけながら、あの頃の自分に。。
まさにおどうぐ(ばこ)の仕業ですかね。
なんだか、自分もやわらか~く受けとめてもらったような気持ちになるの。
何気ないものに目をとめて、その存在をまっすぐありのままに受け止める。
きっと、それだけで充分なのに、それが意外とむつかしい。
だからかな?
煮詰まったときには何気なく、このブログをクリックしてしまうみわじでした\( ̄○ ̄)/
ありがとう。
そんな気持ちになっていただけるなんて・・
うれしいです。
それってシニアのアートワークの世界そのままかもしれない。
みなさんのペースや温度、笑顔 そして作品
そこに「ほ~」とする私がいるから。
煮詰まった時以外にもどうぞお越し下さいませ。
私も最近は、母の話をうんうんと聴くようにしています。
幼いころの出来事の反発心があってなかなか聴いてあげられなかったのですが、喜んでいる母の顔をみるとこれが親孝行になるのかなと思い始めました。
お母さんとyokoちゃんの素敵なお話をありがとうございます
『おどうぐ箱』は、お二人の宝物ですね^^
とてもキラキラして光って見えますよ
「たからもの」
素敵なタイトル。
ありがとうございます。
私もありました。
子どもの頃の話・・・なんだか聴けませんでした。
やっと最近です。
ふーーん と 言いながら
それから? と 聴いてあげられるようになったのは。
そうしたら、
私が母の子どもの頃、少女時代etc・・を
聞いたりすることもできるようになりました。
なんでなんでしょ?(笑)
「母親」という事よりも
この「1人の女性」の人生を知っておきたいと
思えるようになりました。
来年は母が幼少時代に過ごした桜の里に連れ出す予定です。
私は、父の話は聴く機会がたくさんありましたが、母の話を聴く機会がほとんどなかったように感じます
桜の里のお話が楽しみですね
私も今度どこかに連れ出してみようかなぁ^^
お母様の思い出の地はどこでしょうね。
それを知るだけでもいいですよね。
もちろん一緒に出かけられた
お母様も喜ばれるでしょうね。