シニア担当のYokoです。
今日のシニアワークを私は忘れる事はないでしょう。
まるでお母さんのお腹の中にいるかのように、「やさしさ」の中に誰もが包まれていたように思います。
やさしさの中にいると、人は心から癒される。
伝えられなかった想いを、改めて感じる愛を
アートの素材達はやさしくそして大切に引き出していく。
そして出会ったものは、
ただ ただ あたたかく 深く 静かなものでした。
「わたしをつなぐもの」~感謝~
「へその緒」は動脈と静脈の二本の血管です。
『緒』は「命」「長くつなぐもの」という意味があります。
お母さんがお腹の中の赤ちゃんに栄養を届ける命綱
2本の毛糸を選んで頂きました。
長さはすべて50cm
へその緒の平均的な長さです。
一本はお母さん 一本は自分
当たり前ですが、シニアの皆さんのお母さんはとうに亡くなっています。
だけれども、今も決して忘れる事はありません。
いつも心の中にはお母さんがいる。
見えない心のへその緒でつながっている。
お母さんにプレゼントしたいもの、お母さんとの思い出、お母さんに伝えたい想い、お母さんがお好きなものetc・・・
心のへその緒を通して、今日はお母さんを思い出して頂きながら、母の日の感謝のワーク。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/0a/5c5aafc52ff6d3f7e054093fdc4ff72a.jpg)
「今でもこころはつながっています」
「わたしへその緒持ってます」そううれしそうに話をして下さいました。
作品を見たサポーターが「お母さんと手を繋いでいるようですね」とお伝えすると
とてもうれしそうに笑って下さったそうです。
お部屋にはお母さんのお写真があるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/cd/72506e40d9cf3bcd423299f42501b041.jpg)
「母の愛」
女性は毛糸を選ぶと丁寧にくるくると巻きました。
やさしい小さな赤い花
「お母様はお花がお好きだったのですか?」と伺うと
まるで子どものような笑顔で、「はい!」と。
「母の愛」とタイトルをうれしそうに教えてくださいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/a6/e9de088bdf8baa806f515ee9da23f683.jpg)
「優雅」
いつも女性はかわいいヘアピンをしています。
首が冷えないようにと素敵なスカーフをしています。
いつもとってもおしゃれ。
「成城で商売をしておりました。いろんなものを売ってまして
母は仕事で忙しい人でした。」
作品を前にした女性を見た時に、私は作品からお母様が浮かび上がりました。
もちろん姿ではなく、女性がお母様を思い出して作ったこの「優雅」さ。
あーーだから、女性がいつもお洒落な訳がふっと腑に落ちたのです。
「お母様とそっくりですね」そうお伝えすると
うれしそうに微笑まれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/75/7c480a644346f54ecd78a76adfc001b8.jpg)
「こころ」
「ありがとうございました。もう何も言えなくてじーーんとしちゃいました」
「ぼくもね、じーーんとしちゃったよ」と言いながらやさしく微笑みました。
毛糸とお花・葉っぱを使って「心」と描いていらっしゃいます。
「お母さんから人として大切な「こころ」を教わった。」と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/89/3bd7b7d0d3286242c5caf2a935df98ba.jpg)
「オカアサン おかあさん オカアサン」
「わたしもいずれ母のところに行きます。
もうこの年になりましたので、いつかは亡くなります。
また会えるのを楽しみにしています。」
そう、にっこりと笑いながら女性はおっしゃいました。
私は女性に自然と「そうですね」と言ってしまいました。
失礼だったかもしれません。
だけれども、この作品を見ているとあたたかさが感じられ、
お話をして下さる女性からお母さんにまた会える事を心から楽しみしてる事が
とても伝わって来たのです。
「お母様とまたお会いになったらなんて伝えますか?」
少し時間をおいてこうおっしゃいました。
「・・・うれしくて感無量です。」
女性の目にやさしい涙が溢れていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/9e/3768e2d78cc7f284b804d44b2fa03d09.jpg)
「あたたかくね」
何か困難な事が起こると、今もお母様にそっと相談するそうです。
手を合わせながら。。
「顔の形に髪の毛のようですね」
「そうなの!顔のかたちにしたのよ」
作品を見ながら、きっとやさしいお母様のお顔を思い出され
何かお話されるのでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/c2/af7b665b6c9742b098766e082264db1b.jpg)
「Nさん わたし何も言えません。。。」
Nさんは何も言わずに作品を見つめていました。
ただじっと。
そしてゆっくり「うん」とうなずかれました。
へその緒に見立てた毛糸を撚り、ビーズを飾り
男性が生まれてはじめてお母様に作った首飾り
お母様が存命の間に一度も贈れなかった首飾り
涙があふれてしかたありませんでした。
何かお伝えしたいのですが、言葉になりませんでした。
周りからあたたかく静かな拍手が起こりました。。。。
今もつながっているお母さんとのこころのへその緒から届いたものは
あまりにもあたたかく あまりにも深く あまりにも静かなものでした。
「神聖なものに触れる」
だからこうして書きながらも
私は涙があふれてしまうのです。
しずかに やさしく。。。。
今日のシニアワークを私は忘れる事はないでしょう。
まるでお母さんのお腹の中にいるかのように、「やさしさ」の中に誰もが包まれていたように思います。
やさしさの中にいると、人は心から癒される。
伝えられなかった想いを、改めて感じる愛を
アートの素材達はやさしくそして大切に引き出していく。
そして出会ったものは、
ただ ただ あたたかく 深く 静かなものでした。
「わたしをつなぐもの」~感謝~
「へその緒」は動脈と静脈の二本の血管です。
『緒』は「命」「長くつなぐもの」という意味があります。
お母さんがお腹の中の赤ちゃんに栄養を届ける命綱
2本の毛糸を選んで頂きました。
長さはすべて50cm
へその緒の平均的な長さです。
一本はお母さん 一本は自分
当たり前ですが、シニアの皆さんのお母さんはとうに亡くなっています。
だけれども、今も決して忘れる事はありません。
いつも心の中にはお母さんがいる。
見えない心のへその緒でつながっている。
お母さんにプレゼントしたいもの、お母さんとの思い出、お母さんに伝えたい想い、お母さんがお好きなものetc・・・
心のへその緒を通して、今日はお母さんを思い出して頂きながら、母の日の感謝のワーク。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/0a/5c5aafc52ff6d3f7e054093fdc4ff72a.jpg)
「今でもこころはつながっています」
「わたしへその緒持ってます」そううれしそうに話をして下さいました。
作品を見たサポーターが「お母さんと手を繋いでいるようですね」とお伝えすると
とてもうれしそうに笑って下さったそうです。
お部屋にはお母さんのお写真があるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/cd/72506e40d9cf3bcd423299f42501b041.jpg)
「母の愛」
女性は毛糸を選ぶと丁寧にくるくると巻きました。
やさしい小さな赤い花
「お母様はお花がお好きだったのですか?」と伺うと
まるで子どものような笑顔で、「はい!」と。
「母の愛」とタイトルをうれしそうに教えてくださいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/a6/e9de088bdf8baa806f515ee9da23f683.jpg)
「優雅」
いつも女性はかわいいヘアピンをしています。
首が冷えないようにと素敵なスカーフをしています。
いつもとってもおしゃれ。
「成城で商売をしておりました。いろんなものを売ってまして
母は仕事で忙しい人でした。」
作品を前にした女性を見た時に、私は作品からお母様が浮かび上がりました。
もちろん姿ではなく、女性がお母様を思い出して作ったこの「優雅」さ。
あーーだから、女性がいつもお洒落な訳がふっと腑に落ちたのです。
「お母様とそっくりですね」そうお伝えすると
うれしそうに微笑まれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/75/7c480a644346f54ecd78a76adfc001b8.jpg)
「こころ」
「ありがとうございました。もう何も言えなくてじーーんとしちゃいました」
「ぼくもね、じーーんとしちゃったよ」と言いながらやさしく微笑みました。
毛糸とお花・葉っぱを使って「心」と描いていらっしゃいます。
「お母さんから人として大切な「こころ」を教わった。」と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/89/3bd7b7d0d3286242c5caf2a935df98ba.jpg)
「オカアサン おかあさん オカアサン」
「わたしもいずれ母のところに行きます。
もうこの年になりましたので、いつかは亡くなります。
また会えるのを楽しみにしています。」
そう、にっこりと笑いながら女性はおっしゃいました。
私は女性に自然と「そうですね」と言ってしまいました。
失礼だったかもしれません。
だけれども、この作品を見ているとあたたかさが感じられ、
お話をして下さる女性からお母さんにまた会える事を心から楽しみしてる事が
とても伝わって来たのです。
「お母様とまたお会いになったらなんて伝えますか?」
少し時間をおいてこうおっしゃいました。
「・・・うれしくて感無量です。」
女性の目にやさしい涙が溢れていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/9e/3768e2d78cc7f284b804d44b2fa03d09.jpg)
「あたたかくね」
何か困難な事が起こると、今もお母様にそっと相談するそうです。
手を合わせながら。。
「顔の形に髪の毛のようですね」
「そうなの!顔のかたちにしたのよ」
作品を見ながら、きっとやさしいお母様のお顔を思い出され
何かお話されるのでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/c2/af7b665b6c9742b098766e082264db1b.jpg)
「Nさん わたし何も言えません。。。」
Nさんは何も言わずに作品を見つめていました。
ただじっと。
そしてゆっくり「うん」とうなずかれました。
へその緒に見立てた毛糸を撚り、ビーズを飾り
男性が生まれてはじめてお母様に作った首飾り
お母様が存命の間に一度も贈れなかった首飾り
涙があふれてしかたありませんでした。
何かお伝えしたいのですが、言葉になりませんでした。
周りからあたたかく静かな拍手が起こりました。。。。
今もつながっているお母さんとのこころのへその緒から届いたものは
あまりにもあたたかく あまりにも深く あまりにも静かなものでした。
「神聖なものに触れる」
だからこうして書きながらも
私は涙があふれてしまうのです。
しずかに やさしく。。。。
温かいですね。
私も母にいくつになってもそんな想いを贈りたいです。
コメントありがとうございます。
あたたかい母の日お過ごし下さい。
ステキなワークでしたね。
コメントありがとうございます。
本当に素敵な時間でした。
ワーク後も皆さんすぐに席を立たず、静かな感動を
味わってくださっていました。