2月のある晩のこと。
お風呂上りにベランダに出てみた。
夜空を見上げてみるが、生憎の曇り空。
重く雲が垂れ込め、冬に珍しく星一つ見えない。
何だかガッカリだったが、そのまま、ぼーっとしていると、
どこからともなく、嵐のような強い想いに囚われた。
(もう、こんな世界はたくさんだ!
悲しみも苦しみも病も戦争も貧困も、もう十分だ!
私たちはもう十分経験してきたじゃないか!!
どうか宇宙よ、お願いです!!
私たちが苦しみでなく悲しみでなく、喜びや楽しみによって進化できますように。
どうか、そうさせて下さい。
誰もが幸せに、愛と調和と共に生きられるようにして下さい。
どうかお願いします!どうか、どうか、お願いします…!!)
※ ※ ※
…普段、私は、願いごとをすることが、ない。
それがこの時ばかりは、
私の魂の叫びだったのか、何だったのかよくわからないが、
気がつけば宙のただ1点を見つめ、涙でぐしょぐしょになりながら、
両手をかたく握り締め、ひたすらに祈っている自分がいた。
…と、突然、
私の見据えている、まさにその1点の、視線の先に、
大きな赤い星が現れたのだ!!
その瞬間、まっすぐな星の光に、照らし出されたような感じになった私。
まるで、真っ暗な舞台の上に立った役者が、突然のスポットライトを当てられたみたいに…。
△?※☆□…不意打ちをくらい、さすがに驚いて、思わず後ずさってしまった。
(え・うそ?!…。 )と想い、あわてて周りを見回すも、
天空に現れているのは、その星ひとつ。
全天に、変わらず雲はどんより留まり、風に運ばれ飛ばされている様子でもなく…、
どうしてそこにだけ突然星が出現し、光を放っているのか…。
それは、見つめていたその場所だけ、雲が切れたのだったにしても、
私にとっては不思議な現象だった。
お陰ですっかり、必死の想いも涙も、どこかに飛んでいってしまった私。
あっけにとられながら、結局こう理解することにした。
【宇宙は私の祈りを、聞いていてくれたんだ…】
◇◇『あなたの言いたいことはわかりましたよ。ちゃんと受け取りましたからね…。』◇◇
というサインを、示してくれたんだ…と。
そして、その後20秒ほどして、その星は消えた。(雲に隠れた…たぶん。)
私の願いは、今は叶えられないのだろう。
一人ひとりに自由意志があり、その尊重が約束されているのだから…。
大いなる視点から、まだまだ闇を体験したい人々もいるのだ。
すべてのことの成り行きは、大いなる意志が治め、束ねている。
全体像は、自我の私にはわからない。
感情に呑まれた私の願いなど遠く及ばないところで、
世界は最善に保たれているのだ。きっと…。
それでも宇宙は、
こんな小さな私のことも、ちゃんと知っていて、
いつも見守ってくれているのだという印を、くれたのだと思うと、
心がほんのり温かくなった。
ありがとう…。本当にありがとうございます☆
お風呂上りにベランダに出てみた。
夜空を見上げてみるが、生憎の曇り空。
重く雲が垂れ込め、冬に珍しく星一つ見えない。
何だかガッカリだったが、そのまま、ぼーっとしていると、
どこからともなく、嵐のような強い想いに囚われた。
(もう、こんな世界はたくさんだ!
悲しみも苦しみも病も戦争も貧困も、もう十分だ!
私たちはもう十分経験してきたじゃないか!!
どうか宇宙よ、お願いです!!
私たちが苦しみでなく悲しみでなく、喜びや楽しみによって進化できますように。
どうか、そうさせて下さい。
誰もが幸せに、愛と調和と共に生きられるようにして下さい。
どうかお願いします!どうか、どうか、お願いします…!!)
※ ※ ※
…普段、私は、願いごとをすることが、ない。
それがこの時ばかりは、
私の魂の叫びだったのか、何だったのかよくわからないが、
気がつけば宙のただ1点を見つめ、涙でぐしょぐしょになりながら、
両手をかたく握り締め、ひたすらに祈っている自分がいた。
…と、突然、
私の見据えている、まさにその1点の、視線の先に、
大きな赤い星が現れたのだ!!
その瞬間、まっすぐな星の光に、照らし出されたような感じになった私。
まるで、真っ暗な舞台の上に立った役者が、突然のスポットライトを当てられたみたいに…。
△?※☆□…不意打ちをくらい、さすがに驚いて、思わず後ずさってしまった。
(え・うそ?!…。 )と想い、あわてて周りを見回すも、
天空に現れているのは、その星ひとつ。
全天に、変わらず雲はどんより留まり、風に運ばれ飛ばされている様子でもなく…、
どうしてそこにだけ突然星が出現し、光を放っているのか…。
それは、見つめていたその場所だけ、雲が切れたのだったにしても、
私にとっては不思議な現象だった。
お陰ですっかり、必死の想いも涙も、どこかに飛んでいってしまった私。
あっけにとられながら、結局こう理解することにした。
【宇宙は私の祈りを、聞いていてくれたんだ…】
◇◇『あなたの言いたいことはわかりましたよ。ちゃんと受け取りましたからね…。』◇◇
というサインを、示してくれたんだ…と。
そして、その後20秒ほどして、その星は消えた。(雲に隠れた…たぶん。)
私の願いは、今は叶えられないのだろう。
一人ひとりに自由意志があり、その尊重が約束されているのだから…。
大いなる視点から、まだまだ闇を体験したい人々もいるのだ。
すべてのことの成り行きは、大いなる意志が治め、束ねている。
全体像は、自我の私にはわからない。
感情に呑まれた私の願いなど遠く及ばないところで、
世界は最善に保たれているのだ。きっと…。
それでも宇宙は、
こんな小さな私のことも、ちゃんと知っていて、
いつも見守ってくれているのだという印を、くれたのだと思うと、
心がほんのり温かくなった。
ありがとう…。本当にありがとうございます☆