こんばんは。
千手マリアです。
子供のころ、よく庭に大の字に寝転がって、
何するわけでもなく空を見ていました。
そうすると、もの悲しい気持ちやら、
寂しい気持ちとかが薄らいで楽になった記憶があります。
本能的に、そうすると大地が嫌なものを吸収してくれる、
癒してもらえるということを知っていたのかもしれません。
それに空の青、形を変えていく雲は、いつも見飽きることなく美しかった。
そのうち深呼吸できるようになると立ち上がり、
パンパンと、土を払う。
人目はあえて気にしなかったです。
家族の誰にも何も言われたこともない。
大人になってからも、死にそうに辛かった時、
延々と大きな庭石にしがみついてたことも?!
(わたしってなんて不幸なの!)って涙しながら…。
多分わたし、変な人でしたね。
ほんとに小さな子供のころは、
落ち葉の中に潜り込んで顔だけ出していたこともありました。
ほっこり暖かくて、幸せな安心な気持ちでした。
今だったら、虫が怖くてとてもそんなことできないけど…
あの頃は虫とも仲良しだった気がします。
特に仲良しの、石とか樹とかもあって。
今は取り壊されてしまった生家が懐かしまれる夜更けです。
…ゴォーと急に、風が強くなってきました。
色んな過去を吹き飛ばして、新しい春を連れてくる風かな?!