映画「ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女」が公開中だ。監督は「シュレック」のアンドリュー・アダムソン。世界中で人気のファンタジー小説を映像化したのは39歳の新鋭だ。
白い魔女によって100年間、冬に閉ざされたナルニア国。人間の兄妹4人が疎開先の家の衣装だんすから、この国に足を踏み入れ、長く不在だった伝説の王アスランが戻ってくる。
小学校低学年でも楽しめる簡潔な物語。原作に忠実に、同時に深みをいかに足すかが重要だったという。
「例えば原作には(いっとき魔女の手先となる次男)エドマンドは『悪い子』とあるだけで、『なぜ』がない。戦時中に父親が戦場に行き、友達のような関係だった兄が親代わりになって、心に憎しみが生まれる、といった心理の肉付けをしていった」。続編「カスピアン王子のつのぶえ」を撮ることも決まっている。
ナルニア国を救う兄妹は、長男ピーター役のウィリアム・モーズリー(18)、長女スーザン役のアナ・ポップルウェル(17)、次男エドマンド役のスキャンダー・ケインズ(14)=後列左から=、末っ子ルーシー役のジョージー・ヘンリー(10)。
実のきょうだいのように息もぴったり。モーズリーは「実生活でも長男。弟妹が危険にさらされたらどう感じるか、つねに考えて演じた」。劇中でトラブルメーカーになる難しい役をこなしたケインズは「子役は続かないと言われるけれど、今後も頑張りたい」。
この4人本当の兄弟姉妹に見えてくるんです。
そのくらいよく似ています~~