SERVEL FIVE ~これからの街“ふじみ野”で働く社長~

『株式会社ケーズワイ』&『居酒屋煮こにこ』の代表土屋がお届けする、仕事や趣味話などを勝手気ままにお届けするブログです

何気ない朝の風景

2013-07-10 17:54:10 | 雑談
『ゴーゴゴゴー』


朝の9時だというのに、

異様なまでの暑さ。

空はどこまでも澄み渡り、

太陽の光をこれでもかというくらい地上に浴びせている。


そんな空から鳴り響く爆音に

ふと空を見上げてみた。


どこかの自衛隊基地から飛んだであろう飛行機が、

旋回しているのが目に入った。


『訓練かな!?』



そこに、

自転車にまたがった仲間のお母さんとバッタリ。


『いつもお世話様です~これからもよろしくね!』

とても愛想の良いおばちゃん。


昔からこの辺りでは、

『みどりのおばちゃん』

として慕われているらしい。


こんな何気ない会話でも、

朝から元気をもらった気分。


『この人はいったい、どれだけの人を元気にさせてきたんだろう?』


額に流れる汗を拭きながら、

ふと思った。


けど、そんなこと意識してないからこそ

あんなに明るく出来るのだろう。

俺ももうチョイ、

人を元気にしてあげられたらな・・・




そんなこと想いながら、

身体に似合わない軽自動車が停めてある駐車場へ

足早に向かった。



煮こにこの駐車場に停めてあるのだが、

自宅から約2キロ離れているので、

朝のウォーキングにはちょうど良い。

普通のペースで20分。

足早な今日は1~2分早まるかな?





そうこうしていると、

『ゴゴゴー』

と、またしても爆音が鳴り響く。




今度はなかなか飛行機の姿を見付けられない。

音速を越えているのだろうか。

もしかしたらさっきの飛行機だろうか?



それにしても、

私の足早なウォーキングとは

比べ物にならない速さだ(笑)

同じ時間が流れているはずだが、

進んでいる距離が全く違う。



ふと、

『上空にいる、あの人も夜は晩酌してるのかな?』

何て想像してみたww



でも、

なんか実感が湧かない。




そんなことどうでも良いことだが、

自分の杓子定規に収まらない場合、

ついつい現実離れな想像をしてしまう。


そりゃ、パイロットだってアフターファイブくらい

あるだろう。

そう考えると妙に納得。




こういうどうでも良いことを

考えている時間が実は大事だったりする。


人それぞれ進み方も違えば、

速度も違う。

進む速さが違えば当然、

見える景色も違って当たり前。

でも、1日の長さだけは平等なのだ。



自分に納得させるように前を見て、

また駐車場へと向かうのである。


坂を登りきったところに、

私が子どもの頃からあるスーパーが目に入った。


噂だとあと数ヶ月で取り壊されるらしい。

また故郷の風景が変わってしまう。




時間というのは老いとも言える。


いや、進化とあえて言いたいな。



40歳をもうすぐ迎える私の身体は、

着実に老いてきている。

これは仕方の無いことだ。


身体は老いても、

別のところは進化し続けたいと願うもの。

これは年齢とは関係のない話。


そう、

向上心。


いつまでも向上心は持ち続けていたい。


“心を亡くす”忙しさの中で、

何かを見つけたいものである。


さあ、

もうすぐ一区切り。


人生の折り返し地点。



『ゴゴゴゴゴ~~~』


ん?

今度の音はさっきとはまた違う。


見上げてみると真っ青な空に、

小さく反射するジャンボ機が見えた。


『俺って相変わらず目が良いな』

老いを感じなかった妙な嬉しさと、


このパイロットは晩酌するのかな?

と、また他愛のないことを考えてしまった自分が居た。























コメント
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