恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
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第二十話「証拠」
「健人。そんな証拠も無いのに犯人だなんて。それも自分の部の後輩を・・・・」
星波の目に批判の色が見える。
「昨日、聞いちゃったんだ。たまたま。
お前、隣駅のバーガーショップに庄司と二人でいたろう。」
ち・・・ちょっとちょっと・・・・あれ見て!
バーガーショップで庄司と星波が仲良く話をしているところを見ていた俺の耳に聞きなれた声が聞こえた。
「なにあれ!!尊と海藤先輩の幼馴染っていう女じゃん!?」
「なんで・・・なんで・・・あの女が尊と一緒にいるわけ?」
一瞬のうちに空気が憎悪の色を帯びた。
顔を見られないうちにと思い俺は、その声の持ち主、男子バスケ部のマネージャー
松田と香川から少し距離をとった。
ものすごい形相でバーガーショップの窓をにらんでいる。
その顔はまるで阿修羅のようだった。
「私達の尊に、手なんかだしたら絶対に許さないから。」
「そうだよね。私達2年の中では、誰も抜け駆けしないように戦線協定結んでいるっていうのに。」
「ってかあの女、海藤先輩の女だと思って、私達もノーマークだったもんね。」
それ以上後輩達の悪意に満ちた星波への罵詈雑言を聞きたくなくて
俺は、あいつらに気づかれないようにその場を去った。
俺が星波に先に注意を促していれば。
俺は、なるべく星波が傷つかないように言葉を選びながら昨日の出来事を伝えた。
星波の顔がいったん青くなって、赤らむ。
「健人・・・し・・・庄司君と私が一緒にいるとこ見たんだ。」
どうやら星波の関心は、あの二人の後輩ではなく、庄司と一緒にいたところを見られたことのほうだったようだ。
「とりあえず、保健室へ行こう。
原田先生なら、こういうとき融通がきくから。」
俺は、星波を促して、保健室へと向かった。
頭に血が上り、昨日、見聞きしたことを星波に告げてしまったが
「健人はあそこで何をしていたの?」
ともし聞かれたら、俺はとっさのことで返答に窮していただろう。
まさか、庄司と星波の後をつけていたなんて、口が裂けてもいえない。
星波が好きなのは
庄司なんだから・・・・
あんなところを見てしまったからなのか
俺の気持ちの中で
星波が特別な存在になっていることを
認めざるおえなくなってきた。
星波が忘れている限り
そっと胸の奥にしまっておこうと思って
おしやっていた感情が・・・
~第二十一話「牽制」へつづく~
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第二十話「証拠」
「健人。そんな証拠も無いのに犯人だなんて。それも自分の部の後輩を・・・・」
星波の目に批判の色が見える。
「昨日、聞いちゃったんだ。たまたま。
お前、隣駅のバーガーショップに庄司と二人でいたろう。」
ち・・・ちょっとちょっと・・・・あれ見て!
バーガーショップで庄司と星波が仲良く話をしているところを見ていた俺の耳に聞きなれた声が聞こえた。
「なにあれ!!尊と海藤先輩の幼馴染っていう女じゃん!?」
「なんで・・・なんで・・・あの女が尊と一緒にいるわけ?」
一瞬のうちに空気が憎悪の色を帯びた。
顔を見られないうちにと思い俺は、その声の持ち主、男子バスケ部のマネージャー
松田と香川から少し距離をとった。
ものすごい形相でバーガーショップの窓をにらんでいる。
その顔はまるで阿修羅のようだった。
「私達の尊に、手なんかだしたら絶対に許さないから。」
「そうだよね。私達2年の中では、誰も抜け駆けしないように戦線協定結んでいるっていうのに。」
「ってかあの女、海藤先輩の女だと思って、私達もノーマークだったもんね。」
それ以上後輩達の悪意に満ちた星波への罵詈雑言を聞きたくなくて
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俺が星波に先に注意を促していれば。
俺は、なるべく星波が傷つかないように言葉を選びながら昨日の出来事を伝えた。
星波の顔がいったん青くなって、赤らむ。
「健人・・・し・・・庄司君と私が一緒にいるとこ見たんだ。」
どうやら星波の関心は、あの二人の後輩ではなく、庄司と一緒にいたところを見られたことのほうだったようだ。
「とりあえず、保健室へ行こう。
原田先生なら、こういうとき融通がきくから。」
俺は、星波を促して、保健室へと向かった。
頭に血が上り、昨日、見聞きしたことを星波に告げてしまったが
「健人はあそこで何をしていたの?」
ともし聞かれたら、俺はとっさのことで返答に窮していただろう。
まさか、庄司と星波の後をつけていたなんて、口が裂けてもいえない。
星波が好きなのは
庄司なんだから・・・・
あんなところを見てしまったからなのか
俺の気持ちの中で
星波が特別な存在になっていることを
認めざるおえなくなってきた。
星波が忘れている限り
そっと胸の奥にしまっておこうと思って
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