恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
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~NO.20~
「松岡君?どうしたの顔真っ青だよ。」
心配そうに百合菜が俺の顔を覗き込んでいる。
(1ヶ月もメールも、電話もない。二人で旅行?奥さん?)
俺は、目の前にいる百合菜の存在すら忘れ、さっきの夏帆の言葉を頭の中で反芻していた。
ふいに吐きがして席をたとうとしたとき、ちょうど帰るところで歩き出した夏帆の連れの男にぶつかった。
俺は、よろめいたところをその男に支えられた。
「大丈夫か?君?」
上品なスーツを着込んだ30歳半ばの男性だった。綺麗にそられた髭、イヤミにならない程度に整えられた髪。まさに大人の男だった。
「祐樹?」
夏帆が俺に気づき、男とからませていた腕をはずした。
「夏帆、誰?知り合い?」
男は、少し眉間に皺をよせた。
「さっき、話をしていた、1ヶ月電話もメールもしてこなかった、元カレ・・・」
「ち・・ちょっと、夏帆何をいっているんだ?元かれって?」
「自然消滅よ、自然消滅。でしょ・・・1ヶ月も彼女ほっといて、今さら彼氏面しないでよ」
伏目がちになった夏帆の両目にうっすら涙が浮かんだ。
「ごめん。謝るよ。だから俺、今日メールを」
「祐樹だって、女連れじゃない。」
「いや・・・彼女は・・・」
「初めまして。松井百合菜と申します。松岡君とは、同じ会社の同僚で、今日、配属が決定したので、そのお祝いに食事を一緒にしているだけです。私が、強引に誘っちゃって。ごめんなさい。」
「ごめん、祐樹。私、今、この人と付き合っているの」
夏帆は、再び隣の男の腕に腕をからませた。
俺は、その男の左手の薬指に、指輪が光っているのを見逃さなかった。
「夏帆・・・付き合っているって、こいつ既婚者じゃないのか?お前まさか不倫・・・」
「いいじゃない。もうほっといてよ。私と祐樹は、もう終わったの。」
というと夏帆は、男の腕をぐいぐいひっぱりながら出口へと向かった。
「追いかけなくていいの?」
その場で佇んでいた、俺に、百合菜が心配そうに声をかけた。
「追いかけるってたって。」
俺は、頭をかかえながら、席に座った。
~NO.21へつづく~
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「祐樹?」
夏帆が俺に気づき、男とからませていた腕をはずした。
「夏帆、誰?知り合い?」
男は、少し眉間に皺をよせた。
「さっき、話をしていた、1ヶ月電話もメールもしてこなかった、元カレ・・・」
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「自然消滅よ、自然消滅。でしょ・・・1ヶ月も彼女ほっといて、今さら彼氏面しないでよ」
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「いや・・・彼女は・・・」
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夏帆は、再び隣の男の腕に腕をからませた。
俺は、その男の左手の薬指に、指輪が光っているのを見逃さなかった。
「夏帆・・・付き合っているって、こいつ既婚者じゃないのか?お前まさか不倫・・・」
「いいじゃない。もうほっといてよ。私と祐樹は、もう終わったの。」
というと夏帆は、男の腕をぐいぐいひっぱりながら出口へと向かった。
「追いかけなくていいの?」
その場で佇んでいた、俺に、百合菜が心配そうに声をかけた。
「追いかけるってたって。」
俺は、頭をかかえながら、席に座った。
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