恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
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第四部第二十八章「事実」NO.107
「松井は、処女だ。」
あまりにも唐突な発言に、俺は一瞬あっけにとられた。
「だって・・・お前・・・あの時・・・」
「あぁ。俺は、あの時はその気だった。
お前が、気づいて部屋に入ってきたとき、どうしてもその・・・・
眠っていた松井の中には、はいれなかったので、そのフリをした。
悪い・・・・・こんな個別具体的な話はしたくないが・・・・
入れたのは指だけだ・・・
というか、どうやっても最後まで、入らなかった・・・・」
「嘘!!だって、高井君とそうなった朝、シーツに血が・・・・」
百合菜も信じられないように、俺を見つめる。
「あぁ・・・・百合菜、その後、生理始まらなかったか?たぶん、高井が言うには
予定日だったのか、ショックからかはわからないが、たぶん生理が始まったのだろうと・・・・」
百合菜は混乱の中で思案顔になる・・・・
そして
「あ・・・そういえば・・・」
百合菜も思い当たる節があったらしい。
高井の顔が思い出される。
「眠っていたから、とか、処女だったからとか・・・・
理由はわからないけど、松井の体は、かたくなにおれを拒んだ。
でも事実はどうでもよかった。あの時は、松井に俺達が、特別な関係になったと思い込ませれば・・・・」
「よ・・・よかった・・・」
百合菜が、俺の隣で、小さく嗚咽をもらした。
「もっと早く言いたかったんだが、なかなか松岡と二人で話しする機会もなかったし、
これから新婚旅行とかにいって、そういう雰囲気になったとき、松井がいやな思いをするのは忍びないからな・・・・本当にすまない。」
といって高井は、ふかぶかと俺に向かって頭を下げた。
俺は、百合菜がひとしきり泣くのを肩に手をおいたまま見守っていた。
「大丈夫?」
「うん・・・・おねえちゃんとの約束・・・守れた。」
というと百合菜は、宝石のような微笑みを浮かべたあと、
「最初が・・・裕樹でよかった。」
と俺の胸の中でつぶやいた。
そして
どちらかともなく俺達二人はくちびるを合わせた。
**第四部第二十九章「エピローグ」NO.108へつづく**
次回、最終回となります!
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「松井は、処女だ。」
あまりにも唐突な発言に、俺は一瞬あっけにとられた。
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お前が、気づいて部屋に入ってきたとき、どうしてもその・・・・
眠っていた松井の中には、はいれなかったので、そのフリをした。
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予定日だったのか、ショックからかはわからないが、たぶん生理が始まったのだろうと・・・・」
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そして
「あ・・・そういえば・・・」
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高井の顔が思い出される。
「眠っていたから、とか、処女だったからとか・・・・
理由はわからないけど、松井の体は、かたくなにおれを拒んだ。
でも事実はどうでもよかった。あの時は、松井に俺達が、特別な関係になったと思い込ませれば・・・・」
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これから新婚旅行とかにいって、そういう雰囲気になったとき、松井がいやな思いをするのは忍びないからな・・・・本当にすまない。」
といって高井は、ふかぶかと俺に向かって頭を下げた。
俺は、百合菜がひとしきり泣くのを肩に手をおいたまま見守っていた。
「大丈夫?」
「うん・・・・おねえちゃんとの約束・・・守れた。」
というと百合菜は、宝石のような微笑みを浮かべたあと、
「最初が・・・裕樹でよかった。」
と俺の胸の中でつぶやいた。
そして
どちらかともなく俺達二人はくちびるを合わせた。
**第四部第二十九章「エピローグ」NO.108へつづく**
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