詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

恋愛小説「途中下車」NO.65

2011年09月28日 | 恋愛小説「途中下車」
恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。

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第三部第九章「訪問」NO.65


マンションの入り口の自動ドアのところに私は、その姿を見つけて青ざめた。
「今日は、早いんだな。」
「た・・・高井君。なんでここに?」
「その言い方冷たいな。お前が、腕時計を忘れていったから、せっかく届けに来てやったのに。それとも、2課に行った方がよかったか?」
高井がニヤリと笑う。

「やめて。職場にそういうこと持ち込まないで。」
「だよな。お前ならそういうと思っていたよ。そういうところが好きなんだけどな・・・」
そういいながらニヤニヤ笑う。

マンションの住人が、私たち二人を、いぶかしそうな表情で見ながら、自動ドアの中に入っていく。
「ありがとう。早く返して。」
「そう言うなよ。金曜日に、泊めてやった彼氏に対して、ちょっと冷たいんじゃないの?
その態度。」
というと、高井は、私の右腕をつかんだ。

ゾワゾワ
また、あの嫌な虫たちが、身体の中を走り回った。
「離して・・・・・」
私は、高井をにらんだ。
「怒った顔もかわいいな。」
高井が、いきなり私の腕をひっぱって抱きしめた。
「やめて!!!」
私は、思い切り高井を突き飛ばした。
だけど、頑強な高井の体はびくともしない。
そのまま、高井は私のあごを左手であげ、唇を近づけてきた。

「百合菜!!!」

**第三部第十章「目撃」NO.66へつづく**


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