詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

恋愛小説「メールの涙」第十一章

2011年04月21日 | 恋愛小説「メールの涙」
恋愛小説「メールの涙」は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
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第十一章 小百合の思い

そんなことが起きてから、1週間後、俺は、デート待ち合わせ場所で、いつもに増して恐い顔をしている小百合にいきなり訊かれた。

「啓祐。どういうこと?このブログ」

小百合は、怒った表情のまま、携帯で俺のブログを映し出した。

(この間、啓祐と一緒にいっら、レストランで検索していたら、今日、たまたまこのブログを見て、あまりにも私たちと似ているから)

小百合の顔は、今までみたこともないような形相だった。そして小百合の心は、まるで荒れ狂う嵐の海のようだった。

「ごめん。今まで、黙っていて。俺、他人の心を読む能力があるんだ。小さい時から。読心術っていうか。」

「心理学の話?昔見た漫画の話?はぁ馬鹿らしくって話にならないわ!だいたいこのブログはなに?本当に啓祐なの?それとも啓祐のなりすましなの?」

「俺のブログだよ。俺は、彼女を救うことができなかった。」

「意味わかんないよ!!何それ!そんな能力が、人間にあるわけないじゃない!」

「俺だってわかんないよ。だから、俺、小百合とつきあいだしたとき、いつも小百合の喜ぶことをしようと思っていたし、今のように小百合がヤキモチをやくときとかも全部わかっちゃうんだよ。小百合が口にださなくても・・・たとえば、小百合がヤキモチを焼かそうと思って他の奴の話をしても無駄なんだよ。」

パチン!小百合は知らず知らずの間に啓介をたたいていた。

「啓祐の馬鹿!もっとまともなこといえないの?あんたなんて大嫌い!気持ち悪いわ!化け物!!どっかにいって!」

(気持ち悪いし、何、勝手に人の気持ち読んでいるのよ!!私、化け物みたいな人間とつきあっていたんだ!いやだいやだ!!こんなこと他の人にばれたら・・・優子や友美になんていわれるか!!)

「ごめん。今まで黙っていて。大丈夫だよ。誰にもこの能力の話はしてないから、小百合の友達にもばれないよ。」

「ふざけないで!あんたなんて絶交よ!」

(何が気持ち読めるよ。エスパーなんているわけないじゃない)

~第十二章 メールにつづく~

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恋愛ポエム~プレゼント~

2011年04月21日 | 恋愛ポエム
「プレゼント」
~恋愛ポエム~


あなたが最初にくれたプレゼントは
愛の告白だった

あなたが最後にくれたプレゼントは
さよなら、別れの言葉だった

そして残されたのは
絶望と孤独と苦しみだった。

そしてあなたを忘れるためだけの空虚な毎日だった

景色は色をなくし
温度は感じなくなり

すべての物に対し
心のシャッターを下ろした

でもやがて時が流れた時
あなたを恨む気持ちも薄れかけたとき

やっとわかった

あなたは人生の先輩として
たくさんの事を教えてくれた
人を愛するという感情を教えてくれた

そして失恋から自分の力で立ち上がる方法も

きっとそれがあなたがくれた最高のプレゼントだったのかもしれない

自分の心で立つ

そして次の恋愛へのスタート地点に立つ



恋愛小説「メールの涙」第十章

2011年04月20日 | 恋愛小説「メールの涙」
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第十章 能力者のブログ

もちろん最初は、ブログもその日に起こったことや、見たTV,読んだ本のことなんかを徒然なるままに書いていた。
はじめて1年も経つとそれなりに、読者の数も増えていっていた。

そんなある日・・・・
ある女性からのコメントがあった。

俺の書いた、その当時流行っていた「自殺」をテーマにした本についての感想を書いたときだった。
俺は、もちろん自殺は自分の命を自分で抹殺することだし、よくないことなんだという通り一遍の感想を書いただけのつもりだった。

野に咲く花「こんばんは。あなたは何も分かっていない。誰だって、自殺したくてするわけじゃないんだよ。綺麗事ばかり並べないで!」

そのコメントを読んだ瞬間だった。俺の心に、彼女の思念がものすごい勢いでなだれ込んできた。
そう、彼女は、本当に自分自身、自殺を考えている自殺志願者だった。
俺は、どうしようかと思った。自殺志願者が、ネットで自殺をほのめかすと、警察権限でそのIPアドレスを調べて未然に防いだことがあると聞き、警察にも相談をしたが、無理だった。
彼女のコメントには、どこにも自殺をほのめかす文章は、含まれていないし、だいたい俺の能力についても警察に説明などできるわけがなかったから・・・

そして、運が悪いことにSNSとは違って、ブログの読者は、どこの誰だか全くわからない。自分のブログのリンクでもはってくれればまだ、追いようがあるが、ただコメントを書き込まれただけでは・・・・
俺は、一大決心をして、自分のブログで彼女に呼びかけた。
「俺が悪かった。だから、お願いだから自分の命を粗末にしないで!!」と

他の読者達からは
「彼女は、自殺しようなんて書いて無いじゃん?はぁ?何書いてるの?」
とか・・・読者のリアクションは、最初は戸惑っていたが、段々、不信感がつのるものになってきた。

まぁ確かに常人には理解できない行動だったと自分でも思う。
彼女が、もう一度、俺のブログを見に来てくれることを祈りながら、俺は
「お願いだから。俺に連絡をくれ。俺のブログの横にあるメッセージにくれれば、一般公開はされないから!!」
と・・・・・そして俺は、思いついた。人のブログにコメントをくれる女性だ。
他の人のブログにもコメントをマメに書いているかも。もしかしたら彼女を知っている人がいるかもと。

そして俺は、自分のブログに自分の能力について書いた。
一大決心だった。確かに、読者は俺がどこの誰だか知らない。でも、今のようなネット社会では、いつ2chに本名や、顔写真が載るかもしれないという危険性もあったのに。
最初は、全く信じていなかった読者達も、読者のコメントの裏側に上手に隠してある本音をコメントのレス欄に書いていくと、俺の能力を信じ始めた。
俺は、野に咲く花さんが、自殺を考えているので止めたい。と何度もブログで訴えた。
でも・・・・

それから2週間後。地方紙の3面記事で、彼女の自殺を知った。飛び降り自殺だった。
俺は、彼女の死を知りながら、止めることができなかった。
そう・・・能力はあっても、人を救えない。その無力さがとことんイヤになった。

俺は、その日、自分の無力さを悲しむあまり、また長々と後悔の日記をブログにアップした。

~第十一章 小百合の思い~につづく


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応援ポエム~希望の息吹~

2011年04月20日 | 応援ポエム
「希望の息吹」
~オリジナルポエム~

心の傷は誰にも見えない
暗い闇の中で泣いていても
誰かに会うときは笑顔を見せる

本当は恐くて
悲しくて
震える肩を抱きしめながら

夜が明けるのをじっと待っている

いつになったら夜が明けるのか
Heartの秒針はなかなか進まず

でもそれは
君だけじゃない

恐怖や
悲しみ

自分の心が作り出す感情

幸せや
うれしさも
君の気持ちが決めている

僕も心に痛手を負って
殻に閉じこもり
暗闇の中でもがいたことがあるから
わかるんだ

今はすごく辛くても
時間~とき~の流れが癒してくれる
そんなものもあることを

生きてこそ
生きてこそ

喜びも
悲しみも
感じられる

だから
悲しむのも悪くない
苦しむのもダメじゃない
自分の心に偽らず
そのままの感情を受け止めて

そして・・・・
やがて若芽が息吹くように
新たな希望が生まれてきたら

それから
ゆっくり歩き出そう・・・・・

あせらないで
一歩ずつ

僕もそうして
歩いてきたから
今がある・・・





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恋愛小説「メールの涙」第九章

2011年04月19日 | 恋愛小説「メールの涙」
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第九章 啓祐の過去

俺と小百合は、予備校からの付き合いだった。
高校生の時までは、全く女に興味がなく、又、周りの女達も俺たち生身の男達よりもアイドルやアニメのキャラクターにキャーキャーと興味があるようだった。
予備校に入り、最初のクラスで隣の席になったのが小百合だった。
彼女もまた、俺が最初につきあった男だった。
俺は、小百合に気に入られたい一身で、彼女の気持ちを読み、行きたいところにデートに誘い、誕生日、クリスマスには彼女が密かに想っているプレゼントをあげていた。
予備校時代は、志望大学に入る勉強と小百合との予備校帰りの軽いデートだけだったので、なんの問題もなく、二人の仲は進んでいた。
そして、次の春、めでたく俺と小百合は同じ大学に進学した。

問題が起きたのは、大学に入ってからだ。
啓祐は、なるべく他人との摩擦を避けるために、必要なときは、心の扉を開き、相手の深層心理を上手く読み、人間関係を円滑にしていた。
そんな、啓祐のさりげない所作が、大学に入ったばかりの女性達には、とても優しく、思いやりに満ちた態度に思えたらしい。
「この人なら、私の気持ちを理解してくれる。」
「まるで痒いところに手が届くように、私に接してくれる」と

自然に啓祐は、女性に人気が出てきて、それが、元来、負けず嫌いでヤキモチ焼きの小百合の心に火をつけた。
「今日、なんで恭子を車に乗せたの?」
「彼女のお母さんが急病で病院に運ばれたっていうから。彼女、すごく動揺していて、とても自分の車を運転できる精神状態じゃなかったんだよ。」
「なんで、そんな恭子の気持ちがわかるのよ!!そうだとしても、啓祐君が、車で送る必要ないでしょ!!タクシーで行けばいいじゃないの!!もう金輪際私以外の女性を助手席に乗せないで!!」とか
思い出したらキリがない。小百合のヤキモチ焼きは、そのうち、独占欲という形に変り、俺の男友達にも矛先が向いていった。
「もう、くだらない合コンとかに啓祐を誘わないで!!」
と拓也達も言われ、俺は、だんだん友達の中でも浮いた存在になっていた。
そんな時にはじめたのが、ブログだった。俺の能力も顔も名前も知らない人間とネットというバーチャルの世界だけなら、人間関係も上手く行くかと思って。
まさか、それが小百合との破局のきっかけになるとは、その時は知る由もなかった。

~第十章 能力者のブログへつづく~
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恋愛小説「メールの涙」第八章

2011年04月18日 | 恋愛小説「メールの涙」
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第八章 啓祐のブログ

峠の一太郎『すごいですね。他人の思念が読めるなんて。エスパーですね』
(だったら俺が今何を考えているかあててみろよ)

入間のイルカ『お前馬鹿じゃねぇの?頭狂っているのか?アニメの見すぎだよ・・ば~か!!』
(変な奴。怒れ、怒れ!もっとおまえのブログ荒らしてやるから)

「ふぅ・・・」

啓祐のブログは、今日も荒れている。俺が他人の思念を読めるってブログに書いてから99%以上悪意のあるコメントだ。時には超能力新研究所なんて怪しい団体からもっと詳しく知りたいとメッセが来ることもある。
他人の思いが、気持ちが、思念が読めるってそんなにめずらしいことか?俺はもうキチガイになりそうだ。
ブログのコメントで男性を装っている女性も俺にはすぐにわかってしまう。ブログのコメントの字面から俺への恐怖、興味、悪意が読み取れ、まっすぐに俺の心に刺さってくる。
文字だけでもこんなに相手の感情が読み取られてしまうのに、生身の人間と対峙するのなんて、いくら心の扉をシャットアウトする術を身に付けているとしても無理だ。
啓祐は、もう一度大きなため息をついた。
何度もブログをやめてしまおうと思っていた。でも、啓祐の心の奥に残ってしまった大きな過去の爪あとがそれを許さなかった。

詩織・・詩織には今日は悪いことをしてしまった。
あのあと何も話さずに家に送っていって。俺のように他の人間の感情が、思いが読める人間は誰とも付き合うことなんてできない。相手がだいたい気持ち悪がるよ。
誰だって自分の深層心理なんて知られたくないんだ。
誰も私の気持ちわかってくれない!なんていったって。嘘。
表面心理に隠れている、自分でも知りたくない、隠しておきたい深層心理なんて、他人に理解なんて
されたくないに決まっている。
そうだ。あの時だって小百合は・・・・

~第九章 啓祐の過去へつづく~
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恋愛ポエム~四季の道~

2011年04月18日 | 恋愛ポエム
四季の道
~オリジナルポエム~

好きな気持ちがあふれでて
涙と化して川と成す

好きな人がいるだけで
世界が明るく見えてくる

でも同時に
失う恐れにおびえてる

暗闇に一筋の光が
差し込んだような
暖かな春の日差し

互いの熱い想いをぶつけ合い
愛を確かめあう
情熱の夏

静かな夜の
虫の輪唱に
愛の言葉をささやく秋の夜

互いに寄り添い
暖めながら
二人で歩く冬の道

このまま
ずっとあなたと二人で歩いてゆきたい
四季の道



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応援ポエム~希望~

2011年04月17日 | 応援ポエム
「希望」
~オリジナルポエム~

朝日とともに希望という
宝物がたくさん生み出される

その希望を捕まえて自分のポケットにしまうのも

その希望を無視して

どうせ今日も昨日の続きさと思うのも

自分次第

明日は明日の風がふくって言うでしょう・・・

こんな小さな希望でもつかんで大事に育てれば

やがてあなたの夢の種になり

大きな花をさかせるよ・・・



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ポエム~格差社会~

2011年04月16日 | オリジナルポエム
「格差社会」
~オリジナルポエム~


寒き空の下

凍えた手を温めあう人々

なぜにこのような運命なのか

自問自答しても答えは見つからず

人の情けの暖かさを知る



同時に社会や政治へも不信感が

真っ黒い雨雲のように

次から次へと産まれでる



なぜにこのような世の中なのか

誰に問うても答えもせず

不条理という言葉の意味を知る



青空だけが澄み渡り

寒さは一段と身にしみて



このナイフのような刹那的な

世の中で

生きた屍のごとくのたうちまわり


ひと時のやすらぎを

求めては

裏切られ

涙も枯れはてる



なぜに格差が生じるのか



政治家達は

私腹を肥やし

富裕層以外の人々が

職を探しさまよう街角



行く先の見えない霧の世界で

手探りで前に進もうとする人々

明日の太陽を見る保証すらない

現代社会に


生の存在さえ

確信できずに・・・・・



豊・・・・・・

あなたが生きていたら今の社会をどう見るの?

今の世界に何を唄うの・・・・・・



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恋愛小説「メールの涙」第七章

2011年04月15日 | 恋愛小説「メールの涙」
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第七章 詩織の思い

詩織と啓祐は、今や、どこからみてもお似合いのカップルのように仲むつまじく見えた。そう啓祐の心の苦しみを除けば。
晴れた、土曜日、啓祐と詩織は、東京郊外にある、夢の国、ドリームランドに来ていた。
一通り、アトラクションを楽しむと、二人は、洒落た園内のレストランでお昼をとった。
夢の国は、土曜日ということもあって、周りは、家族連れやカップルで一杯だった。

食後のアイスティーのストローを指でいじりながら詩織が言った。
「私。小さい頃からの夢だったんだ。」
詩織はその純粋な瞳で啓祐のことをまっすぐに見つめた。
「夢って?」
(だめだ。詩織それ以上言わないでくれ)
「好きな人と、ドリームランドに来るのが。小さい時ドリームランドのCMを見ていて、いつか好きな人と一緒に来たいなって思っていたの。」
「・・・。」
ものすごい勢いで詩織の切ない思念が次々に啓祐の心の扉をおしやって、心の中になだれ込んでくる。

「はっきりきくね。啓祐君は私のことどう思っているの?」
(神様!お願い啓祐君も私のこと好きでいて!)
「・・・」
(なぜ黙っているの?もしかして彼女がいるとか?・・ってことはないよね。じゃあやっぱり私の片思いなんだ。)
「詩織の片思いなんかじゃないよ」
「じゃあ・・・」
詩織の顔が、一瞬ぱっと明るくなった。
「でも僕は誰とも付き合えないんだ」
啓祐は、下をうつむいて言った。
「なぜ?」
(何言っているの?啓祐の言っている意味わからないよ)
「今、詩織、何言っているの?啓祐の言っている意味わからないよ。って思ったでしょう」
「うん。」
(確かにそう思ったけど、どういうこと?)
啓祐は、あまりにもせつなすぎる詩織の心に触れてしまったことに、後悔しながら
深いため息をつくと言った。
「僕には人の心が読めるんだ」
「どういうこと?」

詩織の心は、ものすごい勢いで暗い雲に覆われていった。
もちろん啓祐の心がそう読んでいるだけだが。
(小百合の時と一緒だ・・・)
「啓祐君?それって読心術のとか?」
「そうだよ。」
啓祐が、答えると詩織の顔が青ざめた。
「啓祐君!わ・・私の心・・・ずっと読んでいたの?」
「いや。読みたくなかった。詩織とは普通につきあいたかったから。でもどんどん詩織の気持ちがなだれ込んできて」
「嘘よ!そうやって私のことをふろうと思っているんでしょう!」
「嘘じゃない。それに俺は・・詩織の悲しみを知っている」
「!どういうこと」
「ごめんこれ以上は。」
啓祐は、伝票をもって歩き出した。その手を詩織が握ったその瞬間。
ものすごい思念が流れてこんできた。
詩織の思念は、疑問と不安でぐちゃぐちゃだった。
でも、その先に強い意志をもった言葉が心の中にあった。
(啓祐君。嫌だよ。そんなの。待っているからね。私。)

~第八章 啓祐のブログへつづく~
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失恋ポエム~さよならの彼方に~

2011年04月15日 | 失恋ポエム
「さよならの彼方に」
~オリジナルポエム~


さよならの彼方に君は何を見出すのだろう

二人の歯車はまるで生き急ぐように
常に情熱と情熱で回っていたね

僕はそんな君が好きだったよ

でもさび付いた歯車はもう死に絶えて
元のようにはまわらない

きっかけはささいな事だったね

でもそのとげは、君と僕のHeartに
ヒビ入れた

まるで楔を打ち込むかのように

君の事は今でも好きだよ
君が僕のことを今でも好きなように

さよならの彼方に何が見えるのだろう

さよならした二人に将来はあるのだろうか

友情という気持ちが心にまだ残っているなら
過去のわだかまりを消せるのならば

もう一度
もう一度・・・・



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恋愛小説「メールの涙」第六章

2011年04月14日 | 恋愛小説「メールの涙」
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第六章 啓祐と詩織

二人はランチをきっかけに急速に仲良くなっていった。
同じクラシックが趣味ということで、よくクラシックコンサートとか、二人で行くようになった。

詩織の閉ざされた心は啓祐によって氷がとけるように少しずつ開かれていった。
最初に会った時に感じた、たとえようのない哀しみ色に塗りつぶされた感情は、少しずつ和らいでいっていた。

そして・・いつしか詩織の心は、いつしか啓祐色に染まっていった。

「ねぇ啓祐君。今日このあと休講だから・・・・」
(どこか一緒に行きたいな・・・)
「いいよ。俺もこのあと授業ないし、ドライブにでも行く?」
啓祐は、ポケットから車のキーを取り出すと、詩織と連れ立って駐車場へ歩いていった。
並んで歩いているとふいに詩織の思念が流れ込んできた。
(こんなにそばにいるのにあなたの心が私には見えない。私はどんどんあなたの惹かれているのに)
「啓祐君。今度の土曜日暇?」
「暇だよ。」
「じゃあ・・・ドリームランドかどっか行かない?」
「いいよ。」

助手席に乗り込むと詩織はシートベルトをしめた。
(触れるほどそばにいるのに。この車の中の空間が憎い。啓祐君が私をどう思っているのか知りたい)
啓祐は、詩織と一緒にいるときは、できるだけ人の心を読まないように心の扉をシャットアウトしていたけど・・・
(痛い。詩織の心が、心の扉をシャットアウトしていても僕の心になだれ込んでくる。でも詩織は僕のこの能力を知ったらきっと小百合のように離れていく。それが辛い)

~第七章 詩織の思いへつづく~
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失恋ポエム~花占い~

2011年04月14日 | 失恋ポエム
「花占い」
~オリジナルポエム~



好き、嫌い、好き、嫌い、好き、嫌い

何度もやってやっと出た

嫌いの答え

大好きだった人を

嫌いになるのが

忘れるのが

こんなに

切なく

辛いなんて

学校で誰も

教えてくれなかった

この

心が張り裂けそうな

胸の痛みも



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