序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

「ともしび」演出ノート・その四

2011-05-15 18:40:22 | 日記・エッセイ・コラム

Tomoshibi_omote 劇団芝居屋第二十一回公演「ともしび」の稽古も残すところ二週間となりました。

稽古は通し稽古がメインとなり、各々の役個人へのこだわりの時期から、一本の芝居の中での自分の充実度を計る時期になりました。

残された時間は三日。

一日一回の通しの中で各役者が自分のあり方の足りないところを見つけ、自分自身で充足させて行く事ができる時間です。

本番十日前から、有無を言わせぬ強権で演出がモノを言う時期になります。

今の私は、吠え掛かろうとする鎖につながれた犬の様なものですよ。

各場面、各役者に吠え掛かり、噛み付くための材料を沢山持ち、その鎖から解き放たれる三日後を待っています。

それまでに役者達が自分で何とかしなければ、悲惨な目に会うことは請合います。

慈愛の時は終わりつつある。


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