序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

骨休め

2013-04-29 16:40:45 | ブログ

この二日間は稽古場事情もあり、休みにしました。

大分詰めた稽古をしていたので、私を含め役者達もちょっと疲労が蓄積していた感じでした。

まあ、良い骨休みになるでしょう・・・と書いて、日頃常套句として使っているこの「骨休め」という言葉が妙に気になり調べてみました。

いや、知らない事やいい加減な意味合いで使っている言葉というのは多々あるもんだな思いましたよ。

辞書で引くと、ほね‐やすめ【骨休め】

[名](スル)からだを休めて疲れをいやすこと。ほねやすみ。「温泉で―する」

とあるのですが、本当の意味は漢方用語から来ている様で、

『骨休めとは、横たわって骨を重力から休めることです。骨髄の造血作用は重力から解放された時に行われます』

という事らしいです。

「骨休め」とは「横に寝て骨を重力から休めること」です。仕事をやめてもスポーツをしていたのでは「骨休め」にはならないのです。昼間働き、夜は寝て休む習慣は、まさしく「骨を休める」ことに深い意味があるのです。それは正常な造血機能が骨を休めないと起こらないからです。

ストレスを発散させる行為というのは骨休めにはならないんですな。

ひたすら正しい姿勢で眠る事が真の意味での「骨休め」という事です。

考えてみれば真の意味での「骨休め」が出来ていないから 造血作用がうまくいかなくて疲れがなかなか取れないのかな?

今日は早い内に床に就き「骨休め」に専念したいと思います。

おやすみなさい。


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