序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

迷子志願

2016-11-05 16:00:17 | 本番稽古



本日は明るい日差しに誘われ、迷子志願としゃれ込みました。

まあ、ただのウオーキングなんですがね。

コース取りを決めずに、なるべく通ったことのない道を、しかも裏町小路を歩きます。

知らないところですから当然迷子状態になるんですが、兎に角制限時間を二時間としてウロウロ歩き回ります。

でもこの時期になりますと景色を楽しんで散策するわけではないんです。

歩き始めと同時に頭の中では芝居の幕が開きます。

その場毎の役者の芝居が浮かぶんです。

それにダメ出しして、修正を加えます。

そんな2時間はアッという間に過ぎ去ります。

でも、不思議なもので考えながらといったゆっくりしたテンポでは考えられないんですね。

ゆっくりしたテンポで歩いていると、いろんな雑念が入り込んできて、思考が纏まらなくなるんです。

そうですね、時速五~六キロのペースでないと今考えたい場所に固定出来ないんですよ。

これは結構な早足ですよ。

でもこの行為は、今回で三十二回公演ですから、32回やってきた訳ですから、長年の習性ということになりますかね。

で、この迷子志願ウオーキングで出された結果を今夜の稽古で役者達に要求する訳です。

役者達には素晴らしいプレゼントです。

そういう風に受け取ってくれるとうれしいんですが・・・


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