序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

第25回公演稽古場日誌 その4

2013-04-24 16:36:26 | 日記・エッセイ・コラム

本番まで残すところ一か月弱。

今や稽古は連日稽古となり、来週からは一日稽古が入って来ます

Omimame_omo
役者の役創りも方向性が決まり、その人物を生きる為の細かい動機を創る段階にきました。

これは一人称としての人創りに欠かせないものです。

独自な人生を過ごして来た何の誰平という固有名詞を持った人間を創る為には、それを信じるに足る裏付けを創らなければなりません。

それを創る時期なのです。

それを見ているとワクワクします。

でもね、残念ながらそこに至っていない者もいます。

ええ、時間は与えました。

この期に及んでその体たらくは、怠け者というしかありません。

で、私の瞬間湯沸かし器のスイッチ入ります。

稽古場に私の声が響きます。

お陰様で私には発声練習は必要ありません。

喉の調子は良いようです。

でもね、それで問題が解決するわけではないので、自分の気持ちを収めて、何故そうなのか、何足りないのか、どう考えるべきなのか、丁寧に解説します。

でもね、其れは事在る毎に言って来た事なんですがね。

この時間が演出家とすれば一番さびしい時間なんですよ。

オーイ、頼むよ!!


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