序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

第十八回公演「約束」舞台写真18

2009-12-08 20:44:48 | 日記・エッセイ・コラム

夜半に救急車のサイレンが閑静な住宅街にとどろき渡った。
_sy18457 オヤジ狩りの犠牲者。元特攻兵の川崎老人の悔悟の中に生きる旅は終わろうとしている。
警官の懸命な救命活動もむなしく今や風前の灯。
彼が果たさなければならない「約束」は生の旅の終焉の後に果たされる。

やがて「約束」が果たされる時がきた。

靖国神社の三本目の桜の元から桂木隊が迎えに来る。_sy18490

骸と化した老残の川崎老人から、若かりし時の川崎伍長が立ち上がる。

_sy18970

川崎の「約束」は果たされた。

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季節はずれの桜の花びらがどこからか流れ、川崎の骸の舞い落ちる。

_sy18972 

完。


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