エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

サバイバルキャンプ

2023-12-06 04:30:00 | 野外活動
 水曜は八軒自然科学クラブの思い出を語っています。今回は、サマーキャンプの特別な内容について紹介します。
 八軒自然科学クラブが蘭越町でサマーキャンプを始めた頃、色々な新しい取組を行っていました。その1つがサバイバルキャンプです。
 これは、事前に準備する食料は米と必要な調味料だけとし、他は全て現地調達する…というキャンプです。
 確か2泊3日で行いましたが、2日目の夜は宿泊施設に泊まり、3日目は帰宅するだけだった…はずです(資料が散逸しているため、記憶で書いています)。1日目の夕食と2日目の朝昼食の3食を現地調達する訳で、これなら最悪、御飯だけ炊いて味噌を付けて食べる…でも、何とかなる範囲です。
 そのため、参加した子供たちの採用した戦力は極端な二極化を見せました。「積極的に食材を探して歩き回り、おかずを用意して食べる」派と、「ほとんどの時間を何もせずに過ごしてカロリー消費を抑え、御飯だけを食べる」派という二極化です。
 私は指導員ですので、子供たちの見本になる必要があります。そのため、「積極的に食材を探して歩き回り、おかずを用意して食べる」派として行動しました。分量的には山菜が多かったですが、バッタやカジカ、エゾアカガエルなども食べました。バッタは、最近評判の「昆虫食」のはしりと言えるかもしれません。 (^o^;)
 それぞれの食材については、次回以降のブログで紹介します。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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余裕が出来ると見えてくる

2023-11-29 04:30:00 | 野外活動
 水曜は八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、蘭越町名駒(ナゴマ)でサマーキャンプをするようになり、自分や子供たちが変化した点について書きます。
 名駒でサマーキャンプをするようになり、時間的にも気持ち的にも余裕が出てきました。
 時間的に大きいのは、炊事の時間が短くなった事です。上里(カミサト)だと、炊事場所への移動だけで往復1時間近くかかっていたのが、往復10分もかからなくなったのです。朝晩で2時間近くの余裕ができました。
 気持ち的に大きいのは、宿泊場所が広くて綺麗になった事です。特に、トイレが抵抗なく使えるようになった事は、気持ちをと~っても楽にしてくれました。
 こうやって、時間的にも気持ち的にも余裕が出てくると、周囲の色々な物事が見えてくるようになります。
 例えば、蘭越町の星空。もちろん、上里の時も見ました。それでも、前回のブログ(R5.11.22)に書いたような、星空を見る事だけに時間を取るのは、余裕が無ければ出来ない事です。
 あるいは、キャンプ地周辺の生き物。今でも覚えているのが、灯油タンクと街灯の間にオニグモが巣を作っていた事です。丁度、中心部から外縁部に向けて横糸を張り始めたのですが、素早く、等間隔に正多角形の巣を作っていきます。「凄いなぁ」と見とれていたら、子供の一人がやって来て、二人で巣を張り終わるまで見ていました。時間にして10分間くらいでしょうか。終わった後は二人で、「あんなに綺麗に、正確に、整った形の巣を作れるオニグモって凄いね」と語り合ったと覚えています。
 時間的に、あるいは気持ち的に余裕が出来ると、こうやって様々な物事が見えてきます。だから、余裕って大事です。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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最高の星空

2023-11-22 04:30:00 | 野外活動
 水曜は、八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、蘭越町でサマーキャンプをして感激した事を書きます。
 蘭越町でサマーキャンプをして最も感激した事…私の場合、それは星空です。蘭越町の星空は、札幌市では絶対に見られない美しさなのです。
 まぁ、当然でしょう。札幌市の場合、街が明るすぎるのです。街灯だけでなく、信号も多いですし、広告の明かりも沢山あります。
 どんなに明るいかは、札幌の山々(手稲山とか三角山とか藻岩山とかで十分)で夜に登山すれば一発で分かります。
 私は盤渓の林道を歩いた事がありますが、山頂を境にして明るさが全く異なりました。街側は明るく光っており、空もぼんやりと白っぽく感じます。それが、山側は真っ暗です。「漆黒」という感じがします。もちろん、本当は「漆黒」ではないのですが、街側が余りにも明るいので、その様に感じてしまうのです。
 それだけ周囲が明るいと、光の弱い星は見えません。空の白っぽさに溶け込んでしまうからです。
 蘭越町にも街灯はありますから、それなりに明るくなっています…が、必要最小限の明るさという感じです。そのため、空は白っぽくありません。先程の言い方なら「漆黒」と言えるでしょう。
 当然、光の弱い星もくっきりと見えます。
 上里(カミサト)でナイトハイキングをした時、空を見上げると正に「満天の星空」でした。「あれはカシオペアだね」「あっちに北斗七星が見えるよ」などと、星座を見つけながら歩いた事が思い出されます。
 また名駒(ナゴマ)では、校庭にシートを敷いて寝転がり、星空を見上げた事がありました。目に映るのは、真っ暗な空と数え切れない程の星…天然のプラネタリウムを思いっ切り堪能しました。
 あ~、懐かしいなぁ。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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移動は少し大変

2023-11-15 04:30:00 | 野外活動
 水曜は、八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、最近(R5.10~11頃)続けて書いている、蘭越町名駒(ナゴマ)でのサマーキャンプについてです。
 宿泊する建物は素晴らしいですし、炊事もかなり簡単になりました。こりゃ良い事ばっかりじゃん…と思ったら、少々問題点がありました。それは、「メインで活動する場所から遠い」という問題です。
 サマーキャンプのメイン活動場所の1つ、コックリ湖(R5.6.18のブログ参照)は、元の活動場所の上里(カミサト)からも距離がありました。だから、そちらは仕方ありません。
 問題なのは、最終日に必ず行っている、ペンケ目国内(メクンナイ)川(R5.6.19のブログ参照)での沢上りです。上里は、ペンケ目国内川まで徒歩で行けました…が、名駒からは自動車を使っても15~20分かかります。徒歩で行ったら、間違いなく1時間半~2時間かかるでしょう。
 無理です。
 つまり、名駒からペンケ目国内川までは自動車で移動しなくてはなりません。とは言え、指導員の自動車に分乗して移動だと、いっぺんに全員を移動させる事ができません。2往復かかるとなると、時間の無駄が多くなってしまいます。
 この問題を解決するため、蘭越町と相談し、蘭越町の施設で使っているバスを使わせてもらう事にしました。なお、この蘭越町の施設については、また
別なブログで書きます。
 話を戻すと、蘭越町の施設のバスは、八軒自然科学クラブだけが使うバスではありません。当然、使う回数は極力少なくする必要があります。そこで、名駒の宿泊地から蘭越町の施設に移動する際に、ペンケ目国内川での沢上りを行う事としました。
 つまり、名駒でサマーキャンプを行う事になった事で、沢上りはサマーキャンプの最後に行わなくてはならなくなった訳です。
 まぁ、この程度は我慢ですよね。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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炊事が楽すぎる!

2023-11-08 04:30:00 | 野外活動
 毎週水曜は八軒自然科学クラブの思い出話を書いています。今回も、蘭越町名駒(ナゴマ)で行われたサマーキャンプについてです。
 名駒では、旧名駒小学校という、とってもゴージャスな建物を使用できる事になりました。次の問題は、どこでどう炊事をするか…です。
 名駒の周辺には、炊事の出来るような河川はありません。周囲には水路が縦横に走っていて、確かに水は潤沢にありますが、これらは全て農業用水です。勝手に使った事で、世に知られた「蘭越米」に悪影響を及ぼしては大変です。
 幸い、キャンプ地としている旧名駒小学校は水道が使えます。そこで、水道の水をホースで校庭まで引っ張る事にしました。これで水は確保です。
 次の問題は、どうやってカマドを組むかです。河原ではないので、カマドに使えそうな石はありません。その事を蘭越町に相談すると、蘭越町主催の子供キャンプで使用するコンクリートブロックを、キャンプ中は貸してもらえる事になりました。
 最後の問題は、どうやって燃料を手に入れるかです。森林があれば倒木を運んで何とかしますが、旧名駒小学校の周辺には森林がありません。これも相談すると、蘭越町の町有林や街路樹を伐採した時に、旧名駒小学校の敷地内に、それらの樹木などを置いておいてもらえる事となりました。
 こうして行われたサマーキャンプの炊事…めちゃめちゃ楽でした。
 まず、ブロックを組んでカマドにするので、カマドが安定しています。大きさなども自由に変更できるので、効率的に鍋などを加熱出来ます。
 燃料の薪も、集積された場所に行けば選び放題です。手頃な大きさや太さの樹木を選び、カマドの近くまで運んでから、ノコギリやナタで切ったり割ったりするだけなので、ほとんど手間がかかりません。
 何より、宿泊してる場所から徒歩5分以内の校庭で行ってますから、起床したら直ぐに炊事を始められます。忘れ物があったとしても、30分かけて宿泊場所まで戻る必要ありません。
 サマーキャンプを名駒で行うようになり、本当に炊事は楽になりました。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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まるでホテル

2023-11-01 04:30:00 | 野外活動
 令和5年10月9日(月)のブログに書いた通り、毎週水曜は八軒自然科学クラブの思い出を書いています。今回も、サマーキャンプで利用させていただいた蘭越町名駒(ナゴマ)についてです。
 名駒では、廃校になった名駒小学校を使わせてもらいました。この名駒小学校、初めて外観を見た時の子供たちの反応は、「大きい」「綺麗だ」「立派だ」。そして、中に入って体育館や教室などを見た子供たちが言ったのが、「まるでホテルみたい」だったのです。
 そりゃそうです。前年度まで使っていた上里(カミサト)分校は、体育館しかない木造でした。
 それが、名駒小学校は体育館以外の教室も全部残っています。しかも、鉄筋コンクリート2階建てで、床は普通の小学校と同じくタイルになっています。前と比べたら、「まるでホテルみたい」と言いたくなるでしょう。
 しかし、凄い事はまだまだありました。
 まず、トイレは男女別に分かれていて、しかも水洗式でした。汲み取りトイレに苦しんでいた子供たちにとっては、救世主の様に感じた事でしょう。
 また、寝泊まりする体育館は、小さめでしたが通常の体育館サイズでした。これまで使っていた上里分校の体育館に比べ、2倍以上の広さとなります。ぎゅうぎゅう詰めで寝ていた印象から、寝る場所を確保しても、遊べる空間があるくらい広くなりました。
 ちなみに名駒小学校は、かつて教室だった場所を郷土資料室としても使っていました。特に鍵などかかっていなかったので、八軒自然科学クラブの子供たちも自由に見学できます…が、そこまで足を伸ばす子は、ほとんどいませんでした。建物内探検に興味が無かったのかもしれませんし、建物内をうろつく度胸が無かったのかもしれません。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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蘭越町名駒でのサマーキャンプ

2023-10-25 04:30:00 | 野外活動
 令和5年10月9日(月)のブログに書いた通り、毎週水曜は八軒自然科学クラブの思い出を書いています。今回からしばらく、サマーキャンプで利用させていただいた蘭越町名駒(ナゴマ)について書きます。
 前回まで書いていた上里(カミサト)と名駒の簡単な特徴、そして変更した経緯については、令和5年9月28日と29日のブログに書いてあります。興味のある方は、そちらを御覧ください。
 上里が「野趣溢れる」とか「ワイルド」という感じだったのに対し、名駒は「北海道の里山」とか「のどか」という感じの場所でした。
 活動拠点の周囲は、美味しい蘭越米を作っている水田が、どこまでも広がっています。あちこちに林が点在していますが、「森林」という感じではありません。集落の中にあるのですが、家の数は多くなく広々としています。
 日中に耳をすませば、用水路を流れる水音とバッタの鳴き声が聞こえてきます。これが夜になると、コオロギなどの鳴く声とカエルの鳴く声に変わります。夜空を見上げれば、広々とした闇夜の空に無数の星の輝きが見えます。
 本当に、の~んびりするには最高の場所でしょう。
 こうやってブログを書きながら改めて思い出すと、名駒に移ってからのサマーキャンプは、「ワイルド」と言うより、「のどか」「のんびり」と言う感じに変わったように思います。活動する場所の影響を受けたのかもしれません。
 いや、実際、上里の時より様々な面で文明化(?)されました。その事で、影響されたのでしょう。それについては、これから何回かに分けて書いていきます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
 
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掃除のゴミは虫!

2023-10-18 04:30:00 | 野外活動

 令和5年10月9日(月)のブログに書いた通り、毎週水曜は八軒自然科学クラブの思い出を書いています。今回も、サマーキャンプで利用させていただいた蘭越町上里(カミサト)の思い出です。

 上里の思い出を子供たちに質問すると、まず出てくるのは前回紹介した汲み取りトイレの話です。そして、その次に出てくるのがキャンプの最初に行う大掃除の話です。

 サマーキャンプで使うにあたり、最初に大掃除をします。これは、しばらく使われていなくてホコリなどがたまっている事があるからですが、使わせていただく事への感謝の気持ちを込めて…という事もあります。

 そこで大掃除をするのですが、出てくるゴミの大半が…虫の死骸なのです。テントウムシが6割、カメムシが3割、ハエや蛾が1割くらいでしょうか。とにかく、至る所に転がっています。それを箒でかき集め、外に捨てなければなりません。虫嫌いの子にとっては、ほとんど拷問と言える作業です。

 特に凄いのが…例の汲み取りトイレです。臭気に引き寄せられるのか、やたらと虫の死骸があります。八軒自然科学クラブは経験年数による序列制(?)を採用していたので、八軒自然科学クラブへの参加が初年度の子供たちが、必ずトイレ掃除となります。臭気が凄い上に、物凄い量の虫の死骸が出てきます。こりゃ思い出にも残るはずです。

 参加2年目、3年目の子供たちは、初年度の子供たちが苦しみながら(?)掃除している姿を見て、「あ~、2年目(3年目)になって本当に良かったなぁ」と思った事でしょう。

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汲み取りトイレは恐怖の対象?

2023-10-11 04:30:00 | 野外活動

 令和5年10月9日(月)のブログに書いた通り、10月10日から、毎週水曜は八軒自然科学クラブの思い出を書いています。今回は、サマーキャンプで利用させていただいた蘭越町上里(カミサト)の思い出です。

 上里の小学校分校の体育館をベースキャンプにし、令和の時代だと考えられないくらい野性味に溢れた活動をしていたサマーキャンプ。中でも、参加する子供たちの恐怖の対象(?)だったのがトイレです。

 体育館自体が木造なので、当然、トイレも木造です。天井も、壁も、床も、全部が板張りな訳です。ドアを開けるとギイィィという音がし、歩くと床がキィキィと軋みます。昼でも不気味な感じです。

 そして、そこには汲み取り式の便器しかありません。もちろん、大便器は和式です。ぽっかりと口を開けたモアイみたいな形で、その開いた口の奥の暗闇からは、何とも言えない異臭が漂ってきます。汲み取りのタイミングが悪いと、汚物が見える事もあります。子供たちにとっては、嫌悪と恐怖を感じさせる事でしょう。

 一応、男性用の小便器は設置されていたので、男子は嫌悪と恐怖を感じる瞬間が少なかったと思います…が、女子は辛かったのではないでしょうか。

 更に、天井には白熱電球が…私の記憶通りなら、1個しかありません。夜、ここを利用するのは嗅覚的にも精神的にも厳しかったと思います。

 更に更に、古い建物なのであちこちに隙間があります。そのため、頻繁に虫が入ってきます。夜、白熱電球を点灯して用便をしていると、どこからともなく大きな蛾が入ってくる事もありました。

 ここで大きい方をするくらいなら、野外でした方がマシだと感じた子は少なからず存在しました。そのため、炊事で河原に来た時、炊事の合間に林の奥の方へ行って、そこで大きい方をする子は割と多かったです。

 後年、ベースキャンプが名駒(ナゴマ)地区になった時、参加していたOBの子たちが最も憤っていたのがトイレについてでした。鉄筋コンクリートで蛍光灯、しかも水洗トイレですから…まぁ、怒る気持ちは分かります。「俺たちの時より良くなってる」「こんなトイレが使えるなんて、ずる過ぎる」と連発され「まぁまぁ…」となだめたのは、今となっては良い思い出です。

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食事もワイルドな上里(カミサト)

2023-10-06 04:30:00 | 野外活動

 木・金曜は、八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は先週からの続き(R5.9.28&29/R5.10.5)の続きで、サマーキャンプで使わせていただいた蘭越町上里(カミサト)について書きます。

 上里で使った建物も野性味溢れる感じですが、食事も相当に野性味溢れています。

 まず、上里で炊事をしようと思ったら、宿泊している分校の体育館から20~30分間は歩かなければなりません。何故なら、歩いた先にある、パンケ目国内川の河原で炊事をしなくてはならないからです。

 分校の体育館の横にグランドがあり、そこに水道もありますが、何と蛇口が1個しかありません。当時は10グループくらいが参加していましたから、蛇口が使えるのを待っていたら、冗談抜きで日が暮れてしまいます。だから、河原まで歩いて行き、川の水を使って炊事をする訳です。

 川の水は、そのまま飲むのは心配ですが、加熱してしまえば問題ありません。食器を洗うのにも使いますが、水気を十分に拭き取り、しっかり乾かせば大丈夫です。とにかく、流れている川の水なので、潤沢に使えるのは魅力的です。

 そして河原ですから、当たり前ですが、ブロックなどはありません。河原の石を積み上げてカマドを作ります…が、理科「流れる水のはたらき」で学習した通り、転がっているのは角の丸い石ばかりです。積み上げるのが極めて難しいので、大きな岩に立てかけるように積んだり、石と石の間を掘ったりして、何とかカマドっぽくしました。

 更に、燃やすための燃料…つまり、薪も自分たちで集めて来なくてはなりません。幸い、河原の周囲は林なので、探せば倒木が見つかります…が、そのままカマドに使える訳ではありません。まず、ノコギリで切ってカマドの近くに運び、そこで更に細かく切り、太い場合はナタなどで割る必要があります。しかも、林の中にあるので湿気っている事も多く、なかなか着火しにくい事もありました。

 いや~、こうやって思い返してもワイルドですね。当時の子供たち、本当に凄く頑張ったと思います。

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