エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

物語でイラスト描き

2024-09-09 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話です。今回は…いや、今回「も」テキトーくさい実践を紹介します。
 時々ブログにも書いてますが、最近の低学年児童は話が聞けません。静かにしているから聞いているだろうと思ったら、話し終えた10秒後に、説明した内容について質問してくる事があります。
 話を聞いているかどうか、パッと見て分かる方法はないか…考えた末に思い付いたのが、物語を聞いてイラストを描くと言う活動です。概ね、こんな感じで進めました。

私「国語のノートを開きます。日付やページを書きましょう。
  (準備が出来たと確認したら)これから、先生が短い話をします。
  それを聞きながら、その話の通りに絵を描いてください」
子(口々に)「え?」「どう言う事?」「どんな風に書くの?」
 余りにも混乱している様子なので、試しに1つ話をしました。書画カメラでノートをテレビに映し出し、話しながらイラストを描いていきます。
 これを見て、子供たちも何をすれば良いかが分かったようです。
私「では、話を始めます。
  昔々の話です。かんかんと、お日様が照りつける暑い日の事でした。
  (少し間を取り)道の真ん中に、大きな大きなリンゴがありました。
  (少し間を取り)その横に、巨大な棒人間がやってきました。
  そして、リンゴの上の方を囓りました。『ん~、美味い!』
  (少し間を取り)棒人間とは反対側には、ダンゴムシがやってきました。
  『これは素晴らしい。僕の家にしちゃおう』ダンゴムシは言いました。
  そして、自分が住めるくらいの穴をあけ、リンゴの家が完成しました」

 描いてほしい要素は4つ、「お日様」「リンゴ」「棒人間」「ダンゴムシ」です。どれも簡単に描けるものばかりなので、10分間もかからずに全員が書き終わりました。
 この後、描き終わった子からノートを持ってこさせ、全員分をチェックしました。私がチェックしたポイントは、

1.4つの要素が入っているか。
2.リンゴは、棒人間と同じくらい大きく描けているか。
3.棒人間とダンゴムシは、リンゴを挟んで反対の位置になっているか。
4.棒人間やダンゴムシが囓った跡が、きちんと描かれているか。

…の4点です。この程度なら、1人10秒くらいでチェック出来るので、5分程度でチェック完了出来ました。
 結果ですが、チェックポイントの4点の内、半数以上は3点目まで描けていました。私が思っていたより、ずっと話を聞けている感じです。
 思い付きで行ったテキトー実践ですが、なかなか面白い結果となりました。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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