木~金曜の八軒自然科学クラブ語り…今回は、昨日(R5.8.10)のブログに書いた、ヒグマの影響で中止に追い込まれた活動を紹介します。
11月の通常活動は、札幌市の中央区にある盤渓(バンケイ)地区に作られたオリエンテーリングコースを、グループ毎に分かれて歩く…のが一般的でした。
オリエンテーリングコースのある場所は、幾つも林道が作られており、地図もあれば目印もあって、初心者がオリエンテーリングをするにはぴったりです。ここで、子供たちを2~4人のグループに分け、グループ毎に行きたいコースを選ばせ、時差をつけて出発させていました。いつもは指導員に引率されて歩くのですが、この回は子供たち同士で相談しながら、ゴール目指して歩く訳です。
もちろん、子供たちを放っておいたりはしません。指導員も手分けして、子供たちが歩いているコースを歩きます。その頃は携帯電話などという文明の利器が無かったので、途中、指導員同士が顔を合わせたら情報交換し、子供たちが迷子になっていないかを確認しながらゴールを目指しました。
11月のこの時期は、すかっり木の葉も落ちきってしまい、林道には落ち葉が10~20cmほど積もっています。晩秋の弱くなった太陽の光を浴び、それをカサカサ踏みながら歩くのは、とても気持ちの良いものでした。
無事にゴールした後は、ゴール周辺に生えているツルウメモドキを切り、ぐるぐる巻いてリースにします。アサガオで作るのと違い、ツルウメモドキはしっかりしているので、きっちり巻くと丈夫なリースになりました。子供たちも喜んで作り、「帰ったら飾り付けてクリスマスに飾る」と言っていました。
晩秋の一日をのんびりと過ごす良い活動でしたが、盤渓(バンケイ)地区にヒグマが頻繁に出没するようになり、オリエンテーリングコースでも目撃情報が増えてきたため中止となりました。仕方ない事ですが、とても残念です。