月・火曜は学校教育話。今回は、私の作文指導について述べます。
一般的な小学校教師の場合、作文を書かせると細かく赤ペンを入れる事が多いです。句読点や「は・を・へ」、主述のねじれ、常体と敬体の混ざり…等々、指導しなくてはならない事が多々あるからです。
私も、昔は行っていました…が、今は行っていません。費用対効果が、余りにも低いからです(これについては、その内に記事を書きたいと思っています)。
今、行っている作文指導は、国語の授業名人・野口芳宏先生が提唱していた「日直作文」です。これは、その日の日直が書いた作文を発表させ、発表後に再度私が読みながら赤ペンしていく…と言う指導方法です。ちょっと「公開処刑」的な雰囲気なのですが、どの様に書くと間違いで、どの様に書くと良いのかを、一斉指導の中で確認していく事が出来ます。通常の赤ペン指導と比べると、費用対効果は断然良いです。
私の場合、日直は座席順に日替わりで担当させています。隣の席の子ペアで担当させるのですが、その際、通常の仕事の他に日直作文も担当させています。担当になったペアの子供たちは、予め配られた作文用紙に決められたテーマで作文を書きます(書くのは、いつでも良いとしています)。そして、自分が日直となった日の国語の授業で、日直作文を発表し、添削を受ける訳です。
この、日直作文のテーマですが、令和になってからは1年生担任が多いので、最近は、1年生向けの簡単なテーマを出す事が多いです。何でも良いから担任に伝えたい事を書く「先生、あのね」とか、自分が見た事なら何を書いても構わない「見つけたよ」などのテーマです。
もっとも、2学期の終わり頃になると日直作文にも慣れてきます。そこで、少しずつ難しいテーマを出していくのですが、令和6年度の2学期最後のテーマにしたのが「◇◇はウマい!」です。単に見たり聞いたりした事を書くだけではなく、自分が考えている事を主張する様な文も書かせたい…そう考えて、身近な食べ物に関するテーマにしました。
このテーマ、自分が食べた事のある物なら、何を取り上げても構いません。もちろん、ただ食べ物を紹介して終わり…ではなく、何故、その食べ物が美味しいと思うのか、理由も書かなくてはならないと言う条件があります。もちろん、その理由は他の子が納得できない様な理由でも構いませんし、絶対に否定しないと事前に学級全員で確認しています。
で、実際に始まったら面白いのです…このテーマ。「お寿司」や「ピザ」、「唐揚げ」など子供たちに人気の食べ物が出てくるのは当然なのですが、思っていた以上に、こだわりの食べ物が紹介されていたからです。
例えば、「たらこパスタ」。「パスタ」全般ではなく、「たらこパスタ」限定です。「たらこのプチプチしたしょっかんがおいしいからです」…だそうです。給食にも頻繁に出る「ミートソースパスタ」ではなく、「たらこパスタ」ってあたり、随分と大人っぽい好みだと感じます。
或いは、「しおこんぶ」。「こんぶにしおがかかっていておいしいからです」と理由が語られた後、「よるごはんにまい日、白いごはんにかけてたべます。しおこんぶは、いろんなところにかけられます。サーモンとか、いろんなところにかけます」と、熱い語りが続きます。
子供たちの思いがけない一面が垣間見えて、このテーマは本当に面白いと感じました。
さて、次のテーマは何にしようかな…。
一般的な小学校教師の場合、作文を書かせると細かく赤ペンを入れる事が多いです。句読点や「は・を・へ」、主述のねじれ、常体と敬体の混ざり…等々、指導しなくてはならない事が多々あるからです。
私も、昔は行っていました…が、今は行っていません。費用対効果が、余りにも低いからです(これについては、その内に記事を書きたいと思っています)。
今、行っている作文指導は、国語の授業名人・野口芳宏先生が提唱していた「日直作文」です。これは、その日の日直が書いた作文を発表させ、発表後に再度私が読みながら赤ペンしていく…と言う指導方法です。ちょっと「公開処刑」的な雰囲気なのですが、どの様に書くと間違いで、どの様に書くと良いのかを、一斉指導の中で確認していく事が出来ます。通常の赤ペン指導と比べると、費用対効果は断然良いです。
私の場合、日直は座席順に日替わりで担当させています。隣の席の子ペアで担当させるのですが、その際、通常の仕事の他に日直作文も担当させています。担当になったペアの子供たちは、予め配られた作文用紙に決められたテーマで作文を書きます(書くのは、いつでも良いとしています)。そして、自分が日直となった日の国語の授業で、日直作文を発表し、添削を受ける訳です。
この、日直作文のテーマですが、令和になってからは1年生担任が多いので、最近は、1年生向けの簡単なテーマを出す事が多いです。何でも良いから担任に伝えたい事を書く「先生、あのね」とか、自分が見た事なら何を書いても構わない「見つけたよ」などのテーマです。
もっとも、2学期の終わり頃になると日直作文にも慣れてきます。そこで、少しずつ難しいテーマを出していくのですが、令和6年度の2学期最後のテーマにしたのが「◇◇はウマい!」です。単に見たり聞いたりした事を書くだけではなく、自分が考えている事を主張する様な文も書かせたい…そう考えて、身近な食べ物に関するテーマにしました。
このテーマ、自分が食べた事のある物なら、何を取り上げても構いません。もちろん、ただ食べ物を紹介して終わり…ではなく、何故、その食べ物が美味しいと思うのか、理由も書かなくてはならないと言う条件があります。もちろん、その理由は他の子が納得できない様な理由でも構いませんし、絶対に否定しないと事前に学級全員で確認しています。
で、実際に始まったら面白いのです…このテーマ。「お寿司」や「ピザ」、「唐揚げ」など子供たちに人気の食べ物が出てくるのは当然なのですが、思っていた以上に、こだわりの食べ物が紹介されていたからです。
例えば、「たらこパスタ」。「パスタ」全般ではなく、「たらこパスタ」限定です。「たらこのプチプチしたしょっかんがおいしいからです」…だそうです。給食にも頻繁に出る「ミートソースパスタ」ではなく、「たらこパスタ」ってあたり、随分と大人っぽい好みだと感じます。
或いは、「しおこんぶ」。「こんぶにしおがかかっていておいしいからです」と理由が語られた後、「よるごはんにまい日、白いごはんにかけてたべます。しおこんぶは、いろんなところにかけられます。サーモンとか、いろんなところにかけます」と、熱い語りが続きます。
子供たちの思いがけない一面が垣間見えて、このテーマは本当に面白いと感じました。
さて、次のテーマは何にしようかな…。
ところで、令和7年1月13日の記事に「いいね」などを沢山いただきました。いつも、どうも、ありがとうございます。残り3日も頑張りま~す。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。