エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

セカンドキャリアの参考に『おしまい図鑑』

2025-01-16 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はラノベ愛語り…ですが、今回はラノベではなく、私の推し作家である真山知幸先生の作品紹介です。
 今回紹介するのは、笠間書院から出している『おしまい図鑑~すごい人は最期にどう生きたか?』。令和6年12月26日の真山先生の誕生日に増刷が決定したそうで、大変喜ばしいニュースです。
 内容は題名通り、偉人たちが晩年をどう生きたかについて書いています。取り上げられている偉人によっては、生涯全体の概略を書いている時もあれば、他の偉人にも広げている時はありますが、基本は特定の偉人の晩年の生き方です。
 この本、私的には、「今の自分にピッタリの本じゃん!」って感じでした。
 時々書いていますが、令和6年度の段階で、私は退職まで残り4年ちょっと。退職した後のセカンドキャリアをどうするか、色々と考えているところです。あまり多くない友人と飲み会する時も、セカンドキャリアの事が話題になります。私も友人たちも、セカンドキャリアをどうするかは大きな問題なのです。
 私の友人の一人は、退職後も再任用教員として働く計画を立てています。もっとも、人数の多い普通学級の担任は辛いので、特別支援学級の担任を考えており、その為に特別支援学級の教員免許を取りました。素晴らしい意欲と計画性! こんな素晴らしい友人がいる事に、誇らしさを感じます。
 でも、「適当おじさん」の私は、教員を続けるつもりはありません。何か大きな出来事があれば、もしかしたら気が変わるかもしれませんが、今は100%教員は続けない予定です。
 理由は簡単…もう限界だから。
 私みたいなB級教師にとって、昨今の学校現場は厳しすぎです。体罰が駄目なのは当然ですが、30年前なら問題にならなかった様な指導の言葉が、今ではパワハラやモラハラと言われる可能性があります。それでも、子供たちを立派な社会人に育てる為には、厳しい言葉をかける必要だってありますから、覚悟を決めて指導しなければなりません。もう毎日が、地雷原を歩く様な気持ちです。
 また、学級崩壊させず、可能な限り学級トラブルを発生させない、穏やかで安心出来る学級にする為には、私のもつ全ての力を出し切る必要があります。これも、私がB級教師ですから仕方ありません。手抜きをして何とかなる程、昨今の子供たちは甘くありませんから。それでも、これまでの蓄積があるので、全ての力を出し切れば、まぁ、何とか良い結果が出せる様にはなっています。
 そんな状況なので、週末は疲れ切っています。イメージとしては、「ウルトラセブン」の最終回「史上最大の侵略」の序盤、ボロボロになっているモロボシ・ダン…って言ったら、ちょっと格好つけすぎですかね(てへぺろ)。
 だから、御満職(定年を迎えて退職する事…らしいです)したら、もう教員を続けたいとは思わない。「やり切ったんだから、もう勘弁して」って気持ちな訳です。そもそも給料が減額されるんだから、それで同じ負担の仕事じゃ割に合わな過ぎでしょう。
 横道に逸れ過ぎました。話を戻しますと、教員を続けないとなると、では、セカンドキャリアをどうするか…となります。そこで、『おしまい図鑑』です。
 この本を読むと、死ぬまで同じ仕事を続けた偉人もいますが、仕事を変えたり、仕事を引退したりと言う偉人もいます。実際、第2章は「第二の人生を全うする」となっており、様々なセカンドキャリアが取り上げられています。アンリ・ファーブルみたいに隠居して穏やかに生活するのか、ジョアッキーノ・ロッシーニみたいに新しい分野(美食家)で活動するのか…。
 もちろん、第2章以外も参考になります。中には、「こんな晩年じゃあ、駄目じゃね?」と疑問符のつく人もいます。それだって、反面教師になりますから、決して無駄とは言えません。
 「適当おじさん」としては、「ま、まだ4年あるから、ゆっくり考えよ~っと」と言って、何度も『おしまい図鑑』を読み返したいと思います。

 ところで、令和7年1月14日の記事に、「いいね」などが沢山つきました。どうも、ありがとうございます。とても励みになります。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
コメント
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