介護、リハビリ、フィットネスに技術を広げるため！

(前回からの続き）

「大学が営業なんかするんですか？」

ちょっとこの言葉は効きましたね・・・
大学の名前を騙っているような感じで言われました。
「もしかして大学の名前を汚すような行動になっているのでは・・・」
一時本気で悩みました。
しかしその時です。

「大学の名前を使って、何か悪い事でもしようとしているのか？」

「いいえ、そんなことは決してありません・・・」

「だったら問題ないじゃないか！細かいことを気にしてないでさっさと活動しろ！」

大学技術士会の方からはっきり言われました。
またこんな言葉も頂きました。

「あなたの仕事ってどんな仕事？医療関係者の方にどんなメリットがあるの？」

「これからは超高齢化社会になります。介護やリハビリだけではなく、スポーツ関係にも高齢化の波は押し寄せます。
リハビリしている方がどのような動作をしているのか？
どんな問題動作があるのか？
今後どのような運動療法をして行けば良いのか？
我々の技術を使って確り分析し、理学療法士の方にお知らせするのです。
このような技術は記録にも残り、施設ご利用者様の大切なデータになります。

現在この技術を少しでもお安く提供できるように努めています。
きっと高齢化社会に貢献できると思っています。」

「いい仕事してるじゃん！どんどん広げなよ！きっと世の中のためになるよ！
なに躊躇してるの？絶対おかしいよ！」


そうです。その通りです。
がんばってやればいいのです。
無理することはありません。
分かってくれる人はきっとわかってくれます。

分かってくれない人は、どんなに誠心誠意込めたって分かってくれません。
そのような人とは今後コンタクトをとらず、本当に必要としている方と出会うために
新たに活動をした方が良いのです。

今日はどんな人と出会えるかな？




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リハビリ、介護のための理工学技術

大学の研究室から
「我々の技術をリハビリ医療や、フィットネス技術に活用してもらうために活動してみないか？」
との提案があってから数か月経ちました。

技術はある！技術は完成している！
あとはそれを活用してくれる医療関係者の方々に、どのように知らせるか？
が最大の問題でした。

ホームページやブログ、フェイスブックなどのSNSは受け身状態で、アクセス数もたかが知れています。
やはり広めるにはインターネットだけではなく、営業をすることが必要です。
しかし今日まで技術畑を歩いてきた私にとって、うまく営業をする自信はありません。

パンフレットも完成していて、これから営業開始と言うときです。
「どうすれば良いのか？」
なんと始める前から壁に当たってしまったのです。


「何やってんの？早く営業開始しなよ！
だって大学の名前を使って営業できるんだよ！
言っちゃ悪いけど、あなたね、とっても恵まれているよ！
堂々と訪問すればいいんだよ！」

多くの方に言われ、励ましまでいただきました。
とにかくやってみなければ分かりません。
大学と共同で作成したパンフレットを持って、各デイサービスやフィットネスクラブを訪問してみました。

大学から
「門前払いを覚悟せよ！」
と言われていましたので、そのつもりでの訪問でした。

しかしながら訪問先の皆さん、とてもよく対応して下さいました。
「大変興味があります。」
「詳しい内容を上の者と相談したいので、パンフレットをこちらにメール送信してください。」
とても積極的なお言葉をいただきました。
ありがとうございます。

しかし全てがうまくいくわけではありません。中には
「それなんですか？大学が営業なんかするんですか！？」
と電話で冷たく言われたこともありました。

必要最低限の収入が無ければ、私もやっていけません。
そういう意味では確かに営業です。
しかし私はメーカーの人間ではありません。
お得な情報だとか、キャンペーンなどとは口が裂けても言う事は出来ません。

また技術をしつこく勧めることは大学で禁止されているので、
無関心の機関とのコンタクトは今後できません。

新しい技術の営業・・・
さぁこれからどんな出会いとアクシデントがあるか？

続く
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