「こんにちは!今年も残すところ後わずかになりました。」
「時の経つのは早いものだ。このログも36通目になったか・・・」
「そうですね。まだ反応はほとんど無いですが、地道に発表を続けて行きます。」
「ところで今日は何の話だ?」
「実は9月から40代女性患者さんが見えています。坐骨神経痛ということで来られました。以下がデータです。」
「何だこのスペクトルは?・・・・1Hzの足踏みなのに3Hz 付近にピークがある。坐骨神経痛も心配だけど横方向の動きが異常じゃないのか?」
「そうなんです。実は私もそう思ったんです。股関節や、子宮に悪さしている動作じゃないかって・・・」
「なるほど・・・」
「そこで聞いたんです。股関節や婦人科系に異常を感じませんか?と・・・」
「その答えは?」
「特に異常は感じられない、と言うとでしたのであまり気にしていませんでした。しかし今月になって生理でもないのに出血が確認されたんです。」
「それは大変だ・・・でどうなったんだ?」
「すぐ病院に行くように言いました。病院の検査では悪い可能性が高い!と言う事で精密検査を実施する事になりました。結果は年末になるそうです。」
「ちょっと心配だな・・・」
「そうなんですよ・・・大切な患者さんです。俺はいったい今日まで何を勉強してきたのか・・・・」
「そう悲観的になるな!ロボット工学を応用した身体の測定、健康を守ると言う研究は、まだ始まったばかりじゃないか!」
「そうですね。今は前を向いて進むしかないですね。」
「そうだ!しかしその患者さん、なんでも無いといいな・・・」