ファイティングスピリッツ

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仕事での話も

2005年03月08日 | 愛すべきおっさん達
付け加えていこうかと考えています。
なるべく実在の人のありのままを
載せたいので、イニシャルトークで書いていこうと
思います。

建築現場で働いているので、毎日いろんな人に会います。
そんな現場でおもしろい人たちが沢山いますので、
みなさんにも紹介します。

今日は、引張試験でした。
タイルを壁に張り付ける職人さんがいます。そのタイルがどれくらい
壁に接着しているかどうかを、特別な油圧の機械で測ります。
実際にはがすのです。今、書いていてものすごくマニアックな
話を書いているなあと実感しています。

そこでは、現場監督が立ち会って、本当に強度が出ているか、
ごまかしていないかなどをチェックします。
それは国土交通省が出している、建築共通仕様書の中に引張試験の
項目があり、そこに基づいて行っています。

ただし、その基準をまったく理解していない監督の多い事。
ゼネコンはそれを、施主や官公庁に報告する形をとるのですが、
官公庁物件だと役所の担当者も、立会いたいと希望する事があります。
そうして、税金で建てた建物のチェックをしようという考えです。

そこまでは良いのですが、今日はその2つに当たってしまいました。
監督は引張試験という言葉だけは知っていますが、
実際にどうするかはわかりません。
そこへもってきて、官公庁の担当者が来たのですが、
これもまったくの素人。試験が終わったのですが、
「この基準を教えてください。」だとか
「それでこれは合格なのですか?」とか、
市民が聞けば怒り出すくらいの初歩的な質問がきます。
それを、分かりやすく1から10まで説明してあげました。
(実際は、次の現場に行く時間だったので、1から6くらいまでしか
教えてあげませんでした。)
ほんとに世話のやける人たちですね。