初夏ともなると急に上がる温度にカラダがついていかないことがあります。そんな時には、夏野菜を煮込んだ香辛料たっぷりのラタトゥイユなどいかがでしょうか。
フランスのプロバンス地方の郷土料理、といえばこのラタトゥイユは有名ですが、どこの国にもどこの地にもあるはずです。新鮮なオリーブ油で炒めた野菜がきっと旅行者の舌を唸らせたのかもしれません。
きょうは焼き鮭も加えてみました。
本来は玉ねぎ、なす、ズッキーニ、セロリ、トマト、ピーマン、オクラ、ニンニクなどの材料を煮込むのですけど、きょうの気分はじゃがいも、人参、玉ねぎ、かぼちゃ、厚切りハム、鮭といった具材です。調味料はミックススパイス、ローリエなど。塩少々、味噌ちょっと。
さすがに南仏では味噌は入れないと思いますが、スプーン1程度の味噌が入ると旨みが出ます。
作り方
深鍋にオリーブオイルをしき、野菜を炒めていきます。(かぼちゃだけは後で煮込む前に入れます。)
生鮭は焼いておきます。(骨があるなら取っておいたほうがいいですね)
ナスを炒める時は油を吸い取りやすいので、茄子だけいったんさっと炒めて取り出しておくといいでしょう。
あと切った具材を炒め、具材が浸る程度の水(湯)を加えスパイス類とかぼちゃを入れ、取り出していたナスをもどし、ローリエの葉を入れて煮込んでいきます。いったん沸騰したら中火にして10分煮込めばできあがりです。南仏ではオリーブ油を適量継ぎ足して野菜を煮込んでいきますが。ローリエの葉も私はお茶専用の布繊袋を使います。砕けて料理に混じるのを防げます。
ミックススパイスも、小さいお子さんがいる方はニンニクやバジルなどキツ目の味は控えたほうがいいかもしれません。そんな時には思い切ってうす味の味噌煮込みをお勧めします。味噌仕立て後の余った栃木風ラタトゥイユがカレー(華麗)に変身するのもコクが出ておいしいのですわ。