これは私の家の元気なトドマツです。
雪がしっかり積もった朝の美しい空にすっくと立っています。
父が植えてくれた木はどんどん大きくなって見上げるほどになりました。
「まっすぐに生きなさい」と天国から送ってくれた父のメッセージが
梢から聞こえてきます。
そうして、もう一つのメッセージがここにあります。
「モミの手紙」は一人の詩人が今を生きる私たちに宛てたクリスマスのメッセージを
託した物語です。
皆様もきっとお宅の本棚におありでしょう。私も大切にしています。
売り物になるクリスマスツリーの幼木を探しに来た街の商人が一本3セントに
値段をつけて1000本買い取ろうとしましたが、モミの山の持ち主はそんな
取引は間違いだときっぱり断りました。美しく神々しいモミの木たちは大地に
しっかり立って生き、生きているからこそ美しく、この山に住む生き物たちの
命を立派に守る仕事をしているのだと考えたのです。
モミの木を一本も売らずに山を守った山の持ち主は改めてそれを誇りに
思うのでした。
そして友達に送る手紙に添えてモミの木の絵を描きました。
この手紙は物語を書いた詩人から世界の人々に向けられた「地球をそして命を守り育てる」
大切なメッセージです。
s・y
メリークリスマス モミの木を一本、同封します。 ロバート・フロスト