昨日、福島県での震災直後の話を聞いた。
それは津波に飲まれた病院に、勤務されていた医師の話だった。
その医師は、幸いにも命を繋ぎ、この話しを語っている。
震災直後、病院内には、医師、看護士、患者がいたが、
津波が押し寄せ、多くの人や物を飲み込んで行った。
その医師の目の前を津波に飲まれそうになったベットの上で、
一人の患者さんが、医師に向って、
「先生、ありがとうーー。」と一言言われ、
そのままベットごと津波に飲み込まれたそうだ。
津波によって死ぬかもしれない状況の中で、
患者は、助けを求めることなく、
これまでの治療でお世話になった医師に
感謝の気持ちを告げ、波に飲まれた。
その医師は、その光景を目の当たりにし、
助けることが出来なかった自分への不甲斐なさを悔い、
被災地で今、命を助けたい一心で、治療に当たられているそうだ。
わたしは、この話しを聞いて、
南相馬市の津波が押し寄せた海岸部で、
お亡くなりになられた方々の感じた想いが、
確かなものと確信し、涙した。
覚悟だけではなく、その状況の中で、
謝意を述べられるとは、
なんとご立派なこころの持ち主だろう。
忘れかけている日本人そのものだ。
それは津波に飲まれた病院に、勤務されていた医師の話だった。
その医師は、幸いにも命を繋ぎ、この話しを語っている。
震災直後、病院内には、医師、看護士、患者がいたが、
津波が押し寄せ、多くの人や物を飲み込んで行った。
その医師の目の前を津波に飲まれそうになったベットの上で、
一人の患者さんが、医師に向って、
「先生、ありがとうーー。」と一言言われ、
そのままベットごと津波に飲み込まれたそうだ。
津波によって死ぬかもしれない状況の中で、
患者は、助けを求めることなく、
これまでの治療でお世話になった医師に
感謝の気持ちを告げ、波に飲まれた。
その医師は、その光景を目の当たりにし、
助けることが出来なかった自分への不甲斐なさを悔い、
被災地で今、命を助けたい一心で、治療に当たられているそうだ。
わたしは、この話しを聞いて、
南相馬市の津波が押し寄せた海岸部で、
お亡くなりになられた方々の感じた想いが、
確かなものと確信し、涙した。
覚悟だけではなく、その状況の中で、
謝意を述べられるとは、
なんとご立派なこころの持ち主だろう。
忘れかけている日本人そのものだ。