心人-KOKOROBITO-

亡き先人と今を生きる人に想いを馳せて
慰霊活動や神社参拝で感じ取った事を書き綴った日記と日々の雑感コラム

憤慨

2012年01月31日 | 震災
●SANSPO.COMニュースより転記
http://www.sanspo.com/geino/news/120128/gng1201280506002-n2.htm

ジャニーズ復興募金、仙台パンダ数十億円援助
2012.1.28 05:05

「被災地の子供たちの笑顔を1つでも取り戻せればいい」。この思いを胸に、マッチが自らパンダ誘致に奔走していた。

 近藤は昨年12月22日、女優の黒柳徹子(78)とともに首相官邸で野田佳彦首相(54)と面会。その後の日中首脳会談で、パンダが仙台市の市立八木山動物公園に貸与されることが内定した。これを受け、近藤は5年間の全費用を「Marching J」から拠出すると発表した。

 主な費用は、1頭年間4000万円程度とされるリース代や、上野のパンダの時は約5000万円かかった中国からの輸送費、新設するパンダ専用の飼育舎建設費、えさ代、飼育員の人件費など。パンダはつがいで貸与されるため、単純計算で5年間で4億円、飼育舎設置は億単位が確実なほか、えさ代も1頭1日1万円程度として5年で4000万円かかる。

 近藤は「5年間で100億円まではいかないが、数十億円はかかるはず」と見通しを示した。

 同事務所によるパンダ誘致のアイデア自体、近藤の発案だった。当初は仙台市が誘致を計画したがとん挫したと知り、昨夏ごろ「ウチでパンダを被災地に呼ぼう」と事務所内で提案。親交が深くパンダに詳しい黒柳に相談しながら、仙台市や日本政府関係者、さらには相当数の中国要人とも近藤が直接会い、極秘に交渉を続けた。

 復興支援とともに今年が日中国交正常化40周年のタイミングも重なり、中国側も貸与に前向きだったが、近藤は「段取りを踏んでさまざまな人と交渉しなくてはならず、大変でした」と吐露。それでも、同事務所の主要ファン層でもある子供たちのため、さらには「募金の使い道が明確な支援活動をしたい」との信念もあったという。

 パンダ来日の具体的日程は未定だが、アイドル軍団による“アイドル”誘致は被災地のみならず注目を集めそうだ。



●livedoor ニュースより転記
http://news.livedoor.com/article/detail/6234554/

「数十億の募金がパンダに…」近藤真彦の提案に非難
2012年01月30日18時27分

ジャニーズ事務所による復興支援プロジェクト「Marching J」で集まった募金の用途が発表され、ネットユーザから批判が相次いでいる。

同事務所は、中国から東日本大震災の被災地・仙台市へ貸与される予定のパンダにかかる全費用負担を表明し、28日にサンケイスポーツが報じた。

記事によると、同事務所の近藤真彦が、仙台市のパンダ誘致計画頓挫を知り、「ウチでパンダを被災地に呼ぼう」と提案。日本パンダ保護協会・名誉会長の黒柳徹子に相談しながら、仙台市や日本政府関係者、中国要人と交渉を続けたようで、主な費用は、1頭年間4000万円程度とされるリース代や、約5000万円ともいわれる中国からの輸送費など、5年で数十億円の費用を見込む。

だが、この費用が復興支援プロジェクトの募金からあてられると公表したことにより、ネット掲示板上では「パンダを飼うために募金したわけではないだろう」「数十億円もあったらどれだけ被災民の生活に役に立つことか」「被災民のために募金した人がかわいそう」など、ジャニーズ事務所への批判が噴出した。

また、パンダ誘致に賛同する書き込みはほとんどなく、「ジャニーズファンも自分達の募金した金が中国の懐に流れるとは夢にも思わなかっただろうな…」「タレントの募金なんか信用するほうが馬鹿ってことなのかね」など、ネットユーザーの多くは、ジャニーズ事務所の活動に呆れ果てた反応を見せている。


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募金活動の資金の流用方法には、ハード面とソフト面がある。それは、どちらに価値を置くかによって、意見が分かれるところだろう。

ハード面で言えば、仮設住宅の建築や防潮堤の整備などインフラ整備があるが、ソフト面で言えば、被災した住民を励ましに仮設住宅地へと慰問へ行く事や、精神面を基軸としたものであり、被災地でコンサートを開いたり、余興をしたり、医療の部門ではメンタルケアなどの問診なども含まれるだろう。

募金の活用にあたり、大切な事が2つある。一つは被災地が何を要望しているか、まずは自分達の思惑を立てる前に、その声を広く聞く事。もう一つは、声を聞く事が出来なければ、被災地へ直接現金を届け、先方に自由に使って頂く事。このどちらかを判断する事が、一番被災住民にとって有難い効果が生まれる。

今回、近藤真彦氏が中心となって、ジャニーズ事務所を盾に、皆様から預かった義捐金である浄財を、被災地の要望される声を広く聞く事なく、また直接義捐金を渡すことなく、パンダ誘致資金に流用する事を決めたようだ。


こころの発露を言えば、彼らの義捐金に対する姿勢に、猛烈に憤慨している。


被災地への募金活動以外に復興支援として、タレントや著名人もさまざまな活動をしているが、これほどまでに、憤慨した話題はないだろう。

冷静に考えて頂きたい。今、被災地にパンダが必要なのか?募金は、列記とした預り金である。人のふんどしで相撲を取るにも程がある。被災地のためというならば、この計画をまず最初に公言すべきだ。しかし、彼らはそれをせず、仙台市のパンダ誘致計画頓挫の情報を知り、水面下で動き始めた。話しが合意になった段階で、この話しを公言している。

そもそも、この動き一つとっても、彼らはこの計画について賛否が起きる事を事前に承知していただろう。それを承知の上で水面下で動いた主の目的、ここに義捐金の全額流用の理由がある。

フジテレビの過剰な韓国番組の放映など足元にも及ばない、今回のジャニーズ事務所のパンダ誘致のための義捐金流用は、刑法には触れぬとも、ファンを巻き込んだ詐欺の印象は拭えない。

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