お久しぶりです。日本でまるまる3週間遊びほうけ、一緒にアメリカに来た古いお友達を案内して一週間、ロスアンゼルス内を観光しまくり、やっと今日、お友達を空港へお見送りしました。普段は縁のないショーやイベントにいったり、外食続きで私の財布は大変に悲しい状況になっていますが(トホホ…)、お陰で、普通に住んでいたら絶対行かないような処へも行く事ができました。お友達にも、楽しんでもらえてたらいいな… だから、早朝に羽田空港についたのは、もう4週間も前の出来事になってしまうのですが、この4週間はイベント満載で長かったのに、ほぼ、どの日もつい昨日のことのように鮮明に思い出せてしまいます。評判の良い、深夜にLAX空港を発って、早朝4:55 A.M.に東京着のデルタ便から降りたら、昇る朝日を見ながら、新しく綺麗になった搭乗口を進みます。第一印象としては、これ以上は望むこともできないかも、と、思うようなセッティング。ワクワク感、高まる~ 以前は到着して、飛行機から足を踏み出した途端に、タバコの臭いに気付いたものですが、今回は全く感じず。ロビーで喫煙室を見て納得。ほんの数年の間に禁煙文化がこんなにも進化していたとは、さすが日本!良い方向に向けて素早く方向転換が出来る能力、適応性、矢張り日本人は侮どれん民族である(但し政治家を除く)。映画がヒット中の「テルマエロマエ」の主人公、ルシウス技師が、毎回「恐るべし、平たい顔族!」と慄くのは、実に真っ当な反応いえよう… 空港ロビーで、日本にいる間に使うレンタル携帯を借り、浅草経由で日光へ向かいました。到着した同じ日から観光ができるので、観光客にも有難い便です。東急のスペーシア号で快適に日光へ到着し、宿泊予定のホテルのマイクロバスに迎えに来ていただき、チェックインまで荷物を預かってもらって観光開始。時差ボケなんて感じてる暇ないよ!関東の方には定番の遠足、修学旅行先らしいのですが、私は初めての日光訪問です。京都や奈良にある茶色っぽい古い神社仏閣を見慣れた私には、東照宮の、金ピカぶりや極彩色の圧倒的どっひゃ~!な派手派手さにド肝抜かれたです。さすがは徳川300年… 降参しましたm(__)m
スペーシア、来たー!
長い参道を過ぎて、宮内へ。まずは、ただ今特別公開中の五重塔(見学料300円。特製クリアファイル付v)の周りをぐるりと回って、十二支の写真を取ります。釣鐘式の支柱も覗けて、大いに感心。続いて、有名な「見ざる聞かざる言わざる」の三猿を含む彫刻で飾られた神厩舎では、うさすがの気品漂う御神馬が、私のカメラのシャッター音に(実に優雅に)振返ったのを見て、隣にいたおばちゃんが、あんまり動かないから像だと思ってた、と驚いてたw その後はそのポーズを維持して、モデルを務める御神馬さんなのでした。あとで観光ガイド見たら、同じ角度で写ってた。これが、彼の一番いい角度なのかしら?
わたくしが御神馬である。しっかり崇めるように。
定番を見ては感心し、写真パシャパシャ。周りには修学旅行か遠足中の子供たちの団体もたくさん。お揃いの帽子で列を作って通りすぎていきます。有名な眠猫は、頭の上が黒いところや頬のコケっぷりが、母が溺愛する猫に似てるんで、ストラップをおみやげに買いました。300円。ぽってりとしたフォルムがかわいいですv 眠猫の門をくぐって、家康公の墓所へ向かう207段の石階段へ。この階段は一枚岩を繰り抜いて創られているという説明書を読んだものの、理解力に欠ける私には、イマイチ、どのへんが一枚岩なのか解らない。そこへ、上から宮司さん登場!早速、すみません~、と、呼びかけて質問を投げかける、立ってるものは親でも使うわにである。
おお!ちょうどいい所に宮司さんが!
お忙しい中、「1300円も拝観料を払って見に来たのだから、そういった東照宮の特別なところを堪能してもらってこそ価値があるんですよ」と、各手摺部分が石の組合せではなく一枚の岩を繰り抜いた贅沢な作りであることや、全ての建物を短期間で完成させるために膨大な数の諸君が駆りだされたこと、家康公の墓所で虎が目立った場所に配置されているのは、家康公が寅年生まれだからなので、そこんとこ注目するように等々、丁寧にお話してくださいました。何でも尋ねてみるもんだ。 東照宮からは、灯籠の立ち並ぶ参道を歩いて、二荒山神社へ。縁結びの御利益で名高いここには「酒の泉」、「知恵の水」、「若泉」の二荒霊泉があります。これは飲むしかないでしょう!ちょうど喉も乾いてたことだし、ああ、ありがたや、ありがたや… ちっとは賢くなったかな? 小雨が降り始めたせいか、大猷院では人気がほとんどなく、ゆっくりと静かに見まわることが出来ました。いやー、しかし徳川の権力、ハンパないわ。下参道で休憩の後は、輪王寺へ。個々の見所は、でっかい黄金の三仏。お堂は修復中で、その様子が見学できるようになっています。七階までえっさほっさと階段を上がって、屋根の修復を見学しましたが、ここからは逍遥園や市街も見渡せて、良い景色です。
日光サイダーと湯葉肉まん。ウマーーー!
見ていてハラハラ。
この日は、日光千姫物語ホテルに宿泊したのですが、早期予約でお手頃価格にもかかわらず、サービス、設備、お食事全てが素晴らしく、全米のホテルオーナーとマネジャーは、ここに来て学ぶべし!と思ったほど。観光から帰ってきたら、見晴らしの良いロビーでお抹茶とお菓子がサービスされ、清潔なお部屋ではポットにお湯が沸き、冷たいお水の入った保冷ピッチャーや簡易小型洗濯機まで揃ってる!温泉は入り放題でアメニティーもばっちり。そしてお食事がまたスンバラシくて感涙モノ(T▽T) 旅館に泊まりたいけど、仲居さんがコワい私には、こういったホテル旅館は、旅館ほど敷居は高くないけど旅館同等のサービスが受けられる嬉しい存在です。
夕食はコースで供されます。初体験の生湯葉と格闘する若息子
チェックイン直後に温泉、ご飯を食べて温泉、寝る前にもう一回温泉で、温泉を堪能しました。息子には激しく呆れられましたが、階段いっぱい登ったから、癒市が必要なのだよ!