流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

続・ふたご座流星群

2009年12月16日 | 日記
昨日の朝日新聞一面の写真は、
~薄雲ごしに見られたオリオン座を流れる「ふたご座流星群」~恵原弘太郎撮影
と題された、オリオン座の中心を行く流れ星の写真でした。
流れる星がきれいにスーッと糸を引く、見事な一枚です。
(もしかしたら関西版だけなのかもしれません)

朝刊の写真に目を奪われていたら、
ラジオでは、
現在「音楽界の風雲児」と評されているという、
相馬信之さんへのインタビュー談を放送していました。
相馬さんは「一回の成功には、千回の失敗」と語っていたそうです。
やり手とか成功者と言われる人にしてそうか、とも思いますし、
そういう人だからこその重い言葉です。

そこで、

あらためて流れ星の写真を見ると、
撮影記録には「14日午前1時33分、10秒露光」とあります。
10秒露光というのは、10秒間シャッターを開け放しておいたということ。

ということは、
流星群の見頃は、
13日午後11時頃からですから・・・。
いつ現れるか分からない流れ星にむかって、
午後11時から10秒ずつシャッターを押し続けたということになります。
午前1時33分迄は153分ですから、9180秒。
つまり、
918回!?

あの後も
おそらく彼は、
もっと良い一枚をと、
ギリギリまでシャッターを押し続けたんでしょうね。


まさに「一回の成功には、千回の失敗」
コメント
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