流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

御浜町vol1

2015年11月30日 | 日記
三重県に
御浜(みはま)という 町があります

和歌山県との 県境に位置し
「年中みかんのとれる町」が キャッチフレーズです

この 御浜町へ
和尚の 後輩にあたる住職の 
晋山式(しんさんしき)の お手伝いに 行ってきました  

移動経路を 
ネットで 調べると
ざっと 3ルートに 大別できました

1,徳島港~フェリー~和歌山港~紀伊半島を南下(2ルートあり) 
2,神戸淡路鳴門道~新名神~紀勢道~熊野尾鷲道

時間的には 
フェリーを 使わない方が 早いようでしたので 2を選択

カーナビに 
行き先を 入力すると
ネットで 検索した到着時間と ピタリです

さあ それでは 出発!と
勇んで 出かけたのは 良かったのですが・・・

実は

到着時間は 同じものの
カーナビが 選んだルートは 
あろうことか 紀伊半島内陸部を 横断する ルートだったのです 

カーナビは
阪和道~南阪奈道へと案内し 地道を案内

途中で 
和尚の思惑と 違っていることに 気づいたものの
到着時間が 同じなら どうせ ここまで来たら ドライブを 楽しもう!

と 思ったのが 運のつき 

車は 
国道24号~国道309号へと 進んでいくのですが

周りの景色は 
田んぼや畑に囲まれた のどかな道から

これは 本当に国道なのか? と 
疑いたくなるような 山道を 抜けていきます

途中に 見えた集落は え? まさか! 



浅見光彦シリーズの 
天川伝説殺人事件の あの・・天川!?

たしか
秘境と よばれるような 
渓谷のある場所だったんじゃ なかったっけ? 

でもなぁ・・・ 

・・・ ええい  
ここまで来たら 行くしかあるまい!!  

と 意を決して 
向かった先に 待ち受けていたのは 

車1台が やっとで
2トン以上通行禁止の 看板と
落石注意 落盤注意の 看板ばかりの

こんな 岩場や



こんな 崖や



こんな 岩肌が 続く 道だったのです



1時間以上 懸命に走り
国道169号へ 出た時には 本当に ヤレヤレでした 

ようやくの 思いで
御浜町の お寺に ついて 
国道309号との 奮闘記を 話したところ

祥福寺さん よく あの道を通ったね!
あの道は 地元の人間でも まず通らん道だよ!!
 ・・・ そうかぁ やっぱり そうだったんですね 


あとで 聞いたら
 
あの 
国道309号 は
国道は 国道でも
近畿三大 "酷" 道の一本 と 言われているんだそうです
 
山道好きには
そそり立つ崖といい
急峻な 渓谷美といい
とりわけ 新緑や 紅葉の季節には
あれほど そそられる道は ないと思います

でも

ごくごく 普通のドライバーには
国道 というより "酷"道といったほうが ぴったりの 道です

もう一回 
良い季節のときに 通ってみたら? と言われたら 

さて 和尚は 
怖いもの見たさで もう一度 行くでしょうか?
それとも 
もう じゅうぶん 楽しんだと 丁重に お断りするでしょうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

火入れ

2015年11月29日 | 日記
今年は

あまり
秋らしい 秋を
感じられないまま 
日数だけが 過ぎていましたが

金曜日あたりから
寒さが グッと 強まってきました

さあ いよいよ
満を持しての 玄関火鉢の 登場です



ブログを 見返してみたら

去年は 
11月14日に 初火入れでした

一年以上 
出番のなかった 火鉢の灰は
湿気があり ダマも 出来ていましたが

あと ニ・三日して
灰が 乾いてくると 本領を 発揮して
玄関を ホンワリと 温かくしてくれるはずです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

禅をきく会

2015年11月28日 | 日記
きのうは
高知での 禅をきく会

今回は
和尚が 教化センターに 
関わるようになってから 初めてとなる 夜開催

午後いちで ホール入り
会場設営の後 最終リハーサル
夕陽を浴びる 高知城を眺めつつ 開場を待つことに

 

果たして 
どれくらいの 集客があるか 不安でしたが 

早い人は 
夕方5時頃から お越しいただいて ほぼ満員となり

第一部「法悦」が スタート

法悦は 
曹洞宗の 修行道場での
朝の行事を 紹介しようという 企画です

まずは 就寝作法から 始まって 「起床」



そして「洗面」



洗面が 済んだ者から「坐禅」
会場の皆さんにも 「いす坐禅」を 体験していただきました



坐禅のあとは 朝の勤行 「朝課」です


 
実際の 道場生活では
この後 少食(朝食)となるのですが 時間の都合上 舞台では ここまでで the end

第一部「法悦」に 続いては 
浪曲師 国元武春さんによる 公演



刃傷松の廊下を メインに
アメリカで 過ごされた 体験を語っていただきました

和尚が 
武春さんの 公演を聴くのは これで 三回目でしたが

刃傷松の廊下
浅野内匠頭切腹の場面や 
吉良邸での 本懐を遂げた場面は 何度聴いても 目頭が・・・



盛況裡のうちに 午後9時閉会
片付けを終わって ホールを出ると 
見上げたところに ライトアップされた 高知城が きれいでした


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよいよ

2015年11月27日 | 日記
いよいよ 今日は
先日 お知らせした

高知「禅をきく会」で

和尚が 
舞台演出?に 関わった企画の こけら落としです

   

反響も 気になるところでは ありますが

なによりも
今日に 至るまで
青年宗侶諸兄が 本当に よく頑張って くれたことに 感謝!です
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

それぞれに

2015年11月26日 | 日記
サザンカの花が
咲きどきを 迎えています

つぼみのときは 
全面 鮮やかな 桃色なのですが



少しずつ ほころんでくると



その ピンク色は 
外側だけに なっていき



少しずつ 淡い色に 変化して



満開になると 
うっすらと 淡い色が 残るだけに なります

 

それぞれの 段階で
それぞれの 美しさを 見せてくれる サザンカが
水滴を まとう姿を 眺めていると 晩秋の雨もまた おつなもの ^_^
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする