おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。
きょうは
2月29日
4年に
1度しかない いちにちです
もともと
ほかの 月よりも
2日ないし3日少ない 2月
4年に
1度だけ ちょっとだけ
2月が ほかの月に 近づける日です
だから なに?
と 聞かれても
いちにち 多いだけの ことなのですが・・・
そんな
だから なに?の日
雨で はじまった 2月29日に
29日なんて
わたくしには 何の関係もございません と
しずかに しずかに
蕾を 綻び始めさせている モクレンの 花
松山で
禅をきく会でした
会場は
南海放送
本社ビル内の
テルスターホール
今回は
一般貸出を しているホールが
どこも 予約 できなかったため
近年は
セキュリティーの 関係で
一般貸出を 中止している ホールを
特別貸出してもらい 開催に こぎつけました
第1部は 法悦(ほうえつ)
修行道場での 朝の諸行事を
青年僧侶の 皆さんが 再現してくれました
この
法悦という ライブは
昨年 高知で 初演したのですが
修行道場の 生活を
実演するという 企画は
主催者側の
予想以上の 反響が ありました
舞台の 広さと
収容人数を 考慮すると
高松の
サンポート小ホールが
四国では ベストな ホールなのですが
こちらの希望と
ホールの都合が 合いません (>_<)
法悦を
高松で ご覧いただくのは
しばらく 先のことに なりそうです・・・
河津桜が
見頃を 迎えました
昨年
購入したばかりですので
幹も 細く
枝も 弱々しい 感じですが
このところの
薄氷が 張るような
寒さに 耐えながら 元気に 咲いています
花を 眺める
和尚の方が 寒さに 負けて 背を丸めて・・・
今朝
外に出ると
空気が
ピーンと 冷えて
身体に 刺さってきました
本堂の
屋根の向こうに 目をやれば
南西の 空には おぼろ月が 懸り
本堂の
正面から 眺めれば
東讃の 山並みの上に
川の流れのような というか
天然杉の木目のように 美しいあけ色の雲
そして
雨水桶に張った
薄氷を 手に取れば
薄氷の裏側に
氷を 厚くしようと
下側に伸びる 結晶の 美しさ
いつも
そこにある 空
首を すくめて
眺めるだけの 氷でも
当たり前の 景色になるか
美しいと 感じる 景色になるか
それは
どんなときも それを 見る人の 心次第
今朝
ラジオを 聞いていたら
東京では 雪が 降ったそうです
そうかぁ
高松は 多少 寒いものの
日が差して 好い お天気なのに
などと
思いつつ
新居浜に 向かうと・・
川之江を
越えたあたりから
道路脇に 雪が 残っていて
新居浜が 背負う
山並みの 稜線は
うっすらと 雪化粧を まとっていました
拙寺の
河津桜は 見頃となり
モクレンの蕾が 開きはじめていても
やはり
季節は 行ったり 来たりしながら
少しずつ 少しずつ 春へと 向かうのですね
お知らせです
明後日(土曜日)
松山 南海放送 本町会館で
愛媛・禅をきく会を 開催します
講師は
曹洞宗僧侶であり
庭園デザイナーであり
「片づける禅の作法」
「怒らない禅の作法」
「心配事の9割は起こらない」etcの著者
桝野俊明(ますの しゅんみょう)さまです